料理をする気力がわかない。モチベーションが続かない。モヤモヤした気持ちを抱えながら料理を作り続けている。
そんなあなたに贈る『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ やる気0%からの料理術』(エムディエヌコーポレーション)が、5月2日に発売された。抱腹絶倒の応援メッセージとお助けレシピ45が詰め込まれている。
著者は、第6回料理レシピ本大賞 料理部門(エッセイ賞)受賞の本多理恵子さん。彼女は鎌倉で人気の料理教室を主宰しており、日々悩める生徒さんたちの料理技術とメンタル部分のサポートをしている。料理教室なのに「ときには料理をやめてもいい」といった考え方も人気の秘密だ。
本書では、こんな人におすすめ。
・料理のやる気が出ない人
・家族のためにごはんを作るのがしんどい人
・料理はそれなりに作れるけどモチベーションを保てない人
・日々モヤモヤしながら料理をしている人
・料理が我流すぎて正解がわからないと一人悩んでいる人
絶望シーンに合わせてレシピとエッセイが掲載されている。例えば、下記のように、痛快なのだ!読まないと損しちゃうかもと思ってしまう。
(中略)料理には「考える」「決める」という、ふんわりしたやっかいなミッションがあります。毎日の「いただきます」は、多くの作業を踏まえてたどり着いた瞬間なのです。家族よ、あなたたちにも座ったままでできる貢献があります。
買い出しを手伝わないなら、考えてくれ。
作らない決めてくれ。
「考える」「決める」も立派な「家事手伝い」なのですから。考えて、決めて、その結果「用意されたものを喜んで食べる」ことを受け入れてください。
最後にまとめます。
「考えろ、そして考えずに食べてくれ」
料理に対する絶望が溜まってしまったら、本多さんと一緒に笑い飛ばせばいい。「料理ってそんな感じでいいの?」と、少し気持ちが軽くなるアイデアやレシピを紹介しているので、下記の絶望シーンから選んでチャレンジしてみよう。
◎食べたいものがまとまらない
→(お助けレシピ)レンチン加熱&大さじ計量の【焼き肉のたれ】
◎簡単なものでいいよ、と言われた
→(お助けレシピ)冷凍うどんで手軽に【レンチン焼きうどん】
◎急に食べる人が増える
→(お助けレシピ)冷凍可! ごはんに後から混ぜるだけ【チャーハンの素】
◎魚と野菜不足、偏るメニューに罪悪感
→(お助けレシピ)これなら野菜と魚が同時にとれますよね!【ホイル焼き】
◎家族が無言で食べる
→(お助けレシピ)食べながらいろいろ感想を言いたくなる【勝手しゃぶしゃぶ】
◎意外に力仕事が多くて心が折れる
→(お助けレシピ)瓶があいたらすぐできる【岩のりパスタ】
◎カレー鍋を洗ってスポンジが死ぬ
→(お助けレシピ)カレー鍋を洗う前にこの一品【カレーおにぎり】
◎野菜炒めが水っぽい
→(お助けレシピ)水分が旨みに変わる【とろみ野菜いため】
◎塩加減の迷宮
→(お助けレシピ)重量1%の塩だけでおいしい!【塩だけチキンソテー】
◎ジャリっていう食感の恐怖
→(お助けレシピ)調味料2つで完成【ほうれんそうのナムル】
◎和食の味がきまらない
→(お助けレシピ)一発調味料で作る【即席肉じゃが】
◎だしを取るのが面倒
→(お助けレシピ)勝手にだしが出ている【根菜和風ポトフ】
◎一皿だけじゃだめですか?
→(お助けレシピ)一発加熱で即完成・野菜たっぷり【キーマカレー】 ...などなど、40の絶望シーンに45のレシピ
■本多理恵子(ほんだ・りえこ)さんプロフィール
『料理が苦痛だ』で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉で「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『料理が苦痛だ』(自由国民社)、『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)がある。
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