長引くコロナ禍で、不安を抱えている方も多いだろう。心配事がちらちらして心がざわつく日には、聖書のメッセージを読んでみるといいかも。ふっと心がラクになるメッセージを教えてくれる『眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)が発売された。
著者は、10万人以上のフォロワーを持つツイッターアカウント「上馬キリスト協会」の運営を行う「まじめ担当」のMAROさん。一信徒にすぎないというMAROさんは、ツイッターをきっかけに初心者向けの聖書やキリスト教に関する著書を執筆し、わかりやすいと好評を得ている。
本書は、あくまでも個人的な見解であると断ったうえで、「寝る前に読んで心が落ち着く聖書の言葉」をまとめた一冊だ。自分自身も眠れない夜に悩まされるという著者は、なぜ神様が与えてくれた「最高の贅沢」である睡眠を享受できないのか考えた。その原因のひとつが、「喜びと安らぎが足りない」せいではないかということから、「喜びと安らぎ」を得るためのヒントとなる聖書の言葉を詰め込んだ。
聖書には「喜びと安らぎ」を与えてくれる言葉が詰まっていて、優しく寄り添ってくれる。
弱さを強さに変えるコツ
明日の心配は神様に任せておけばいい
寂しがりなのは、人間の「仕様」です
聖書にあまり興味はないという人でも、ちょっと読んでみたくなるのでは。MAROさんは、聖書への垣根をう~んと低くして、私たちが悩む夜に、聖書は優しく寄り添ってくれることを伝えてくれる。
本書の目次は以下の通りだ。
【目次】(抜粋)
第1章 これで今夜はぐっすり眠れるかも......
・布団の中で、今日の「良かったこと」を思い出す
・寝るときは、明日のことは考えない
第2章 眠りそのものについて考える
・枕を濡らす夜も、神様はちゃんと知っています
・聖書は最高の安眠ツール?
第3章 明日を元気にすることば
・働く分だけ安らぎが必要です
・食べものと同じように「触れる言葉」に気をつける
第4章 ふっと心がラクになることば
・焦らなくて大丈夫。タイミングを決めるのは神様です
・キリスト教の精神と「おかげさま」
・優しくあることは、想像以上に難しいんです
不安や悩みで眠れない時に本書をパラパラとめくると、心が軽くなり、いい眠りに入っていけそうだ。枕元に置いておきたい一冊。
■MAROさんプロフィール
MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)
1979 年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学 CWP 卒。キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。10 万人以上のフォロワーを持つツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」と「ふざけ担当」のまじめの方でもある。クリスチャン向けウェブサイト「クリスチャンプレス」ディレクター。著書に『上馬キリスト教会ツイッター部のキリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『聖書を読んだら哲学がわかった キリスト教で解きあかす「西洋哲学」超入門』(日本実業出版社)、『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』(「ふざけ担当」LEON との共著、講談社)などがある。
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