さまざまなジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」前回2022年2月21日は、前週(2月14日)に引き続き「ビジョンの力」というテーマで放送。BOOKウォッチ編集部おすすめの本は14日の放送でお伝えした『Invent & Wander ジェフ・ベゾス Collected Writings』(ジェフ・ベゾス、 ウォルター・アイザックソン 著、 関 美和 訳、ダイヤモンド社)。
どんな内容なのかは、記事「アマゾン創業者が手紙に書いた未来とは?」も合わせてご覧ください。
番組では、株式会社イノカCEO高倉葉太さんと、翻訳家の関美和さんが「ビジョンの伝え方」や「パーパスとビジョンの違い」について熱いトークを繰り広げました。
関 ベゾスの本(『Invent & Wander ジェフ・ベゾス Collected Writings』)から教訓があるとすれば、呪文のように同じことを繰り返し言うことです。
彼は、内外に向けて、短い言葉、同じ言葉で、同じことを言っています。また少し違和感のある言葉をあえて繰り返し使ったり、ネガティブワードをポジティブに使ったりしています。
言葉の使い方で、ワクワクではなく使命感を生み出しているのかもしれません。話し方はオーセンティックな方が刺さると書いている人もいます。
高倉 「人と自然が、100年先も共生できる世界を創る」というイノカのビジョンは引っかかりがないので、そこはベゾス氏を見習いたいですね。バシッと決める綺麗な一言を探したいです。
ビジョンを伝える前にまずは覚えてもらう必要があるので、本当に決めたい時は気持ち悪いくらいまっすぐいこうと決めています。「高倉葉太=サンゴ」と覚えてもらえば勝ちだと思うので、サンゴと言い続けます。
高倉 ビジョンは目指すべき先の話を描いていて、パーパスは心が湧き上がる何かを大事していこうという考え方の違いだと認識しています。ただビジョンとミッションとバリューは会社によって定義が全く異なるように、難しいところですね。
自分のビジョンを考える時は、今持っているものを全て奪われたとしても、もう一度トライしたいことは何かを考えると良いと思います。
関 パーパスはその会社の存在意義で、ビジョンはどちらかといえば中長期的に解決すべき課題だと考えています。個人としてはノービジョンですが、身の回りの不便や不満を、自分のできる範囲で解決できたら良いと思っています。
次回は、本日2月28日(月)19時から「ラーメンの可能性とは?」をテーマに放送。
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