ふとした時に動悸や不整脈、胸の痛みを感じたら、心臓がSOSを発しているのかもしれない。
日本人の死因の第2位は「心臓病」なのだが、心臓のケアについてよくわからないという人が多いのではないだろうか。
そこでオススメしたいのが、心臓専門医が教える『心臓専門医が教える!健康長寿の人が毎日やっている心臓にいいこと』(自由国民社)だ。
本書では、食事、運動、呼吸、脳(ストレス)、睡眠の5つのトピックから、心臓専門医の視点から心臓を守るための生活習慣について、分かりやすく解説している。
「心臓にやさしい生活」とは、心臓への負担を最小限にすることだ。心臓にいきなり負荷をかける等の急激な変化を起こさないように意識することが大切だという。
例えば、急激な血糖値上昇は心臓にも負担をかけるが、それを防ぐためには、いきなりジュースを飲むのではなく、水を先に飲む。それだけでも心臓への負担は減るそうだ。
また、負担をかけすぎない運動を適度にすることも、心臓を強くすることにつながる。
このように誰にでも簡単にできる心臓のケアについて、イラスト付きで紹介しているので、すぐに実践できる。
医学的に正しいとされる睡眠の取り方、ストレスがどのように心臓に影響を与えているのかについても解説しているので、「心臓にやさしい生活」がわかる一冊だ。
目次は下記の通りである。
第1章 心臓は生活習慣でよくなる!
第2章 心臓がよくなる「食」の習慣
第3章 心臓がよくなる「運動」の習慣
第4章 心臓がよくなる「呼吸」の習慣
第5章 心臓がよくなる「脳」の習慣
第6章 心臓がよくなる「睡眠」の習慣
■別府 浩毅(べっぷ こうき)さんプロフィール
心臓専門医(循環器専門医)・総合内科専門医・糖尿病専門医・透析専門医
広島大学医学部医学科卒。京都大学付属病院、三菱京都病院等で循環器内科、糖尿病を専門として15年の勤務を経て独立開業。「第一は生活習慣の見直し」をモットーとし、治療薬や高度な医療機器による成果を出しつつも、患者自身が生活を振り返り、改善することを重視している。特に心臓疾患の多くが糖尿病などの生活習慣病と大きく関係していることを危惧しており、食事・運動といった日常の基本的な生活習慣改善を重点的に指導。生活習慣病は相互に関連することから、より質の高い医療を提供する医師としても珍しい4つもの領域の専門医資格を取得。「患者とともに歩む医療」をテーマに掲げ、日々の治療に励んでいる。
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