学校が夏休みに入り、子どもがお昼ご飯を家で食べる機会が増えた。子どもは休みに入って嬉しそうだが、家事をする身からすると、自分だけのために作っていた「お手軽お昼ご飯」から、栄養バランスも考えた「きちんとお昼ご飯」を作らなくてはならないと頭を悩ませる人も多いだろう。
そんな時におすすめしたいのが、オファーの絶えない出張料理人ろこさんの教えてくれる「冷凍おかずパック」だ。ろこさんは、伝説の家政婦・志麻さんも過去に在籍していた家事代行マッチングサービス「タスカジ」に、今年の春まで勤務していた家事のプロフェッショナルである。
「冷凍おかずパック」とは、密閉できるフリーザーバッグに、味を整えた肉や野菜を入れ、凍らせたものだ。食べるときは、耐熱皿に取り出し、レンジで加熱するだけ。包丁もフライパンも不要で、いつでも作りたてが食べられる優れもの。このとても便利な「冷凍おかずパック」レシピをまとめた『オファーの絶えない出張料理家・ろこさんの凍ったままレンチンするだけ!簡単!冷凍おかずパック』(扶桑社)が7月29日に発売された。誰にでも簡単にできる新発想の調理法がわかる、ぜひとも手に取りたい一冊だ。
訪問先での経験から生まれた「冷凍おかずパック」には、作る人にも食べる人にも嬉しい3つの極楽ポイントがある。
ポイントその1は、「調味した肉と野菜を一緒に冷凍」すること。
肉や魚介、野菜を別々に冷凍するのではなく、フリーザーバッグに肉または魚介と一緒に野菜も入れて味付けを行っているので、加熱前に別途調理をしたり、副菜を作らずとも栄養バランスの良いおかずができる。
ポイントその2は、「電子レンジ加熱で食べられる」こと。
調理は簡単。食べたい時に、フリーザーバッグから取り出して耐熱皿に移し、電子レンジで加熱するだけだ。子どもでも調理できるのが嬉しい。さらに、洗い物も激減するので、夏場のキッチンにいる時間がグンと減るというメリットまである。ポイントその3は、「アツアツできたてがうれしい」こと。
すでに調理まで完成させた冷凍の作り置きおかずとは違い、最後の仕上げを自分の好きなタイミングで行えるのもGOOD。電子レンジで加熱をした後は、熱いうちに混ぜ合わせれば、いつでも出来たてを味わうことができる。
いいことづくめな「冷凍おかずパック」は、訪問先でもリクエストされることが多いそうだ。
ここで、料理初心者でも煮くずれせずに作れる、ろこさん直伝の「カレイの煮つけ」をご紹介。
【材料】2人分
カレイの切り身 2切れ(200g)
いんげん 5本(40g)
にんじん 4分の1本(30g)
A[水 大さじ3、しょうゆ・酒・みりん 各大さじ1、砂糖 小さじ2、おろししょうが(チューブ) 少々]いんげんは3cm長さに切り、にんじんは短冊切りにする。
カレイは塩少々(分量外)をふって10分ほどおき、さっと水で洗って水気をふき取る。皮目に破裂防止のために十字に切り込みを入れる。
フリーザーバッグに2のカレイを入れ、Aを加えて袋の上からなじませる。平らにならし、1をカレイの上にのせる。 全体を平らにならし、空気を抜いてファスナーを閉じ、冷凍する。
【食べるとき】
1.フリーザーバッグをキッチンバサミで切り、カレイが上になるようにして耐熱皿に中身を入れる。
2.ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で10分ほど加熱する。取り出してカレイをくずさないように混ぜる。
オファーの絶えないろこさんの人気レシピ集。冷凍おかずパック、そのノウハウを知ったら夏のランチタイムの強い味方になってくれる。試してみる価値大では?
■ろこさんプロフィール
時短料理研究家、フードコーディネーター、野菜ソムリエ。2021年春まで大手家事代行サービスに登録し、訪問調理の仕事に携わる。その味や食材使い切りアイデアに多くのファンがつき、オファーの絶えない出張料理家となる。これまでの訪問調理実績は450件。現在も訪問調理の仕事を続けながら、時短料理研究家としてテレビや雑誌で活躍中。自身のインスタグラムでは日々のお弁当や料理を投稿している。
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