石野晶さんの『彼女が花に還るまで』(双葉社)が発売された。第4回双葉文庫ルーキー大賞受賞作で、発売前に重版が決定した話題の作品だ。
本作は、平凡な大学生だった「僕」と、人には言えない秘密を抱えた花のような「彼女」が紡ぐ、儚くも美しいラブストーリー。あらすじは以下の通りだ。
大学生の谷村温人(たにむらはると)はある日、同じ大学に通う学生で、どこか花のような儚さを思わせる花守木綿子(はなもりゆうこ)と出逢う。発売に合わせて小説の世界を表現した動画も発表されている。
花見をしたり、ナノハナ畑を見に行ったりと一緒の時間を過ごすうち、徐々に木綿子に惹かれていく温人は想いを伝えることを決意する。
しかし、木綿子は決して人には言うことができないある秘密を抱えていた――。
切なくも温かく、そしてなにより美しい、唯一無二の愛を描いた落涙必至の感動作!
舞台は著者、石野さんの故郷でもある岩手県。発売に寄せて、石野さんは「岩手の風景と花々を、物語りに閉じこめました。岩手の風を感じてください」とコメントを寄せた。
一面の黄色い花畑にたたずむ一人の女性が描かれた装丁も美しい。作品のキーワードでもありでも表現される「ナノハナ」は何を意味しているのか。タイトルの「花に還る」とは――?
極上のラブストーリーを味わいたい、心を浄化したいという方におすすめ。
■石野晶さんプロフィール
1978年岩手県生まれ。岩手県立伊保内高校を卒業後、2007 年『パークチルドレン』( 石野文香名義) で小学館文庫小説賞を受賞、2010 年には『月のさなぎ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した。
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