小説『君の膵臓をたべたい』、略して「キミスイ」のヒットで知られる作家の住野よるさんが、初めて長編の恋愛小説に挑んだ。しかも、ロックバンドTHE BACK HORNによるテーマソングCDがセットになった新しい形のコラボレーション作品となっている。
作品のタイトルは、『この気持ちもいつか忘れる』。2020年9月16日に新潮社から発売される予定だ。価格は1,700円(税別)。
本作は、住野さんとTHE BACK HORNが、作品の構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程も共有して生み出した。新潮社によると、小説家とミュージシャンが制作段階から互いに影響を与え合い1冊の本として刊行するのは出版・音楽史上初の試みだという。
発売に際し、住野さんは以下のようにコメントしている。
「敬愛するバンドTHE BACK HORNと共に、小説と音楽の境界線をこえようとした新作が刊行されます。小説と音楽で完成する作品です。二つの異なる文化が折り重なり、どうかあなたの心を穿ちますよう願っています」
小説の主人公は、平凡な日常に飽き飽きとして生きる高校生のカヤ。16歳の誕生日を迎えた直後、深夜のバス停で出会ったのは爪と目しか見えない異世界の少女だった。真夜中の邂逅を重ねるうち、互いの世界に不思議なシンクロがあることに気づき、二人は実験を始める――。
住野さんとTHE BACK HORNが紡ぎ出す、ジャンルを越えた新しい読書体験。いまから発売が楽しみだ。
なお、10月には書籍のみの発売も予定されている。
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