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47歳。不妊治療後に覚えた不倫の味。恋愛小説の名手・唯川恵が「大人の恋愛」を一刀両断!

男と女

   何歳になっても、恋愛に振り回され痛い目を見ることもある。恋愛小説の名手・唯川恵さんが実話をもとに書いた「修羅場の恋愛学」、『男と女 恋愛の落とし前』(新潮社)が10月18日に発売される。

   「大人の恋には事情がある。だが、男に主導権はない」「恋愛は成功と失敗があるのではない。成功と教訓があるだけ」など、思わず唸ってしまうような名言が満載だ。

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   本書では、12人の女性のリアルな証言をもとに、唯川さんが大人の恋愛を一刀両断する。

不妊治療後にセックスに目覚めた47歳
女の幸せより自分の幸せを選んだ53歳
長い不倫の末に現実に気づいた43歳
何気なく夫をディスり続けた45歳
相互依存関係の洗脳から解放されても「恋愛はいいもの」と語る56歳
余命1年にして夫と友人の不倫を知った74歳

   36歳から74歳までの女性が、それぞれの恋愛模様を語る。

   現在、新潮社のウェブサイトでは、一部試し読みを公開している。「不妊治療後にセックスに目覚めた47歳」の女性は、以前に勤めていた会社の同僚と再会し、その日のうちにホテルへ行ったこと、その後も関係を続けていることを、悪びれる様子もなく打ち明けている。夫にバレているとはつゆほども思っていない彼女の考え方を、唯川さんは「不倫脳」と表現する。そして、「彼女の『バレない』『たとえバレても離婚はない』との自信は、単なる願望でしかないことを、彼女はどこまで自覚しているのだろう」と手厳しい。

   一方で、唯川さんは、「恋愛の選択肢をたくさん持っている女性の恋愛話は面白く、切実である」と語る。

「働いている女性が多くなった今、経済力を持つ女性も増えて、独身も結婚も離婚も、女性の心づもり次第で選択できるようになった。そんな今だからこそ、恋する大人の女性のメンタルを知ることが、生きていくための手掛かりにもなるのではないかと思う。 本書に登場する彼女たちの「落とし前」から、何かしらのヒントを得ていただけたなら嬉しい限りである。」(「はじめに」より)

   「恋愛関係の基本は人間関係である」「恋愛の奥底には負の感情が渦巻いている」「魅力と魔力、依存と洗脳、危険は常にある」など、恋愛小説の名手の鋭い目線で書かれた数々のことばが胸に刺さる。いま恋愛中の人も、そうでない人も、12人の女性たちの恋愛話から、学ぶことは多いはずだ。

■唯川恵さんプロフィール

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ゆいかわ・けい/1955(昭和30)年、金沢市生れ。銀行勤務などを経て、1984年「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞。恋愛小説やエッセイで、多くの読者の共感を集めている。2002(平成14)年、『肩ごしの恋人』で直木賞、2008年、『愛に似たもの』で柴田錬三郎賞を受賞。著書は『ベター・ハーフ』『燃えつきるまで』『100万回の言い訳』『とける、とろける』『天に堕ちる』『セシルのもくろみ』『雨心中』『テティスの逆鱗』『手のひらの砂漠』『逢魔』『啼かない鳥は空に溺れる』『淳子のてっぺん』など多数。


※画像提供:新潮社


 
  • 書名 男と女
  • サブタイトル恋愛の落とし前
  • 監修・編集・著者名唯川恵 著
  • 出版社名新潮社
  • 出版年月日2023年10月18日
  • 定価924円(税込)
  • 判型・ページ数新書判・256ページ
  • ISBN9784106110177

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