2023年9月22日、青木さやかさんの最新書下ろしエッセイ集『50歳。はじまりの音しか聞こえない』(世界文化社)が発売された。発売前より予約が殺到し、発売前に重版も行われた。
青木さんによると、タイトル「はじまりの音しか聞こえない」には、過去や未来ではなく「今に集中したい、楽しみたい」という想いがこめられているという。50歳になった今、過去の失敗や、健康面や子どもの学費など未来のことについて考えても、後悔や不安がつもるばかり。そうではなく、「今」だけに集中し、いかに不安を持たないか、ということが大事だと考えているという。
また、サブタイトルである「青木さやかの反省道」の背景には、自身が肺がん・パニック障害になり、同じタイミングで母も亡くなるなど、不幸が重なった5年前が転機になったという。
「死が目の前に現れたときに、過去を振り返って反省がしたくなった」という青木さんは、嘘をつかない、悪口言わない、優しい態度、丁寧な言葉遣い、約束を守る、不貞腐れない......などなどのルールを守って「生きなおし」をすることを決意。この生きなおしを「反省道」と呼んでいる。
はじめは自分でも「こんなことできる人いるの?」と思っていたが、5年が経ち、頭のなかにしっかりと入ってくるようになったという。「すべて出来るようになるのは難しいですが、なにかあった時に反省してすぐに切り替えられるようになりました。少しずつ自分が変わる感覚があって、人ともあまり揉めなくなりました」と発売イベントで語っている。
タレント、女優、動物保護活動家、文筆業と、マルチに活躍中の青木さやかさんが、女性のターニングポイントといわれる50歳を迎えて、恋愛、人生、反省道、等身大の一人の女性として赤裸々に綴る。アラフィフを経験するすべての女性にオススメの1冊だ。
■青木さやかさんプロフィール
あおき・さやか/タレント、俳優、司会者。1973年愛知県生まれ。「どこ見てんのよ?」の決め台詞でブレイク。その後バラエティ番組や数々のドラマ出演で活躍。NHK「あさイチ」やテレビ東京「なないろ日和」にも出演している。舞台出演、講演も行う。仲間との動物保護活動にも力を入れている。2021年刊のエッセイ集『母』が版を重ねた。他の著書に『厄介なオンナ』『母が嫌いだったわたしが母になった』などがある。
【目次】
●1973年生まれ。勝ち組になれなくて
●50歳、「おばさん」の居場所って⁉
●わたしは"バツイチ" "シングルマザー"
●48歳の恋。50歳目前の失恋
●失恋後遺症、らしい
●50歳にして、わたしの「反省道」
●「断捨離」は本当のオトナへの儀式だった
●"オトコ" ってわからない!
●こうなったら、マッチングアプリ。そしてお見合い
●50歳、振り向かれるオンナになるには?
●恋愛中毒。その処方箋はあるか⁉
●独り身オンナの「お金」のマナー
●離婚のレッテルか? 未来へのパスポートか?
●50歳。はじまりの音しか聞こえない
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