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「書くことで救われてるの」松岡茉優、初の著書『ほんまつ』を11月に発売。

ほんまつ

 俳優の松岡茉優さんは、読書家だ。2023年2月に出演した〈#木曜日は本曜日〉(※)のインタビューでは、幼少期からこれまでの読書遍歴を明かしている。新書やエッセイも好きで、「この人はこう言ってたな、そう考える人もいるのかっていうのが、俳優においての血肉になると思う」と語っていた。

 そんな松岡さんが、自身初となる著書『ほんまつ』(扶桑社)を11月17日に発売する。俳優業20周年を記念する一冊だ。

〈#木曜日は本曜日〉...東京都書店商業組合が立ち上げたプロジェクト。現在は終了。

『ほんまつ』松岡茉優 著(扶桑社)
『ほんまつ』松岡茉優 著(扶桑社)

 松岡さんが執筆したエッセイ7編を収録するほか、伊藤沙莉さん、是枝裕和さん、仲野太賀さん、三谷幸喜さん、リリー・フランキーさんら、これまで作品をともにしてきた俳優や監督、そして松岡さんが「大ファン」と公言する漫画『BEASTARS』の作者・板垣巴留さんなど豪華ゲストとのコラボレーションも。20年のキャリアを持つベテラン女優としての顔と、28歳の女性としての素顔、さまざまな松岡さんを知ることができる。

「ふたりの関係」が見える表紙

 表紙を撮影したのは、松岡さんと同世代の俳優、仲野太賀さんだ。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』から何度も共演し、テレビドラマ「初恋の悪魔」では恋人役も演じている。松岡さんの無防備な表情に、ふたりの関係性が表れている。書籍内にも31ページにわたり、仲野さんが撮り下ろした松岡さんの写真が掲載されているそうだ。

撮影/仲野太賀
撮影/仲野太賀

 松岡さんをよく知るスタッフチームで作り上げた、モードなファッションにも注目。最新モードファッションから、タイムレスな魅力を持つピースを厳選し、松岡さんの芯の通った美しさを表現している。

撮影/尾身沙紀
撮影/尾身沙紀

 松岡さんは現在、ウェブマガジン「Numero.jp」でエッセイ「考えても 考えても」を執筆中だ。7月26日にアップされた「あなたへ」と題されたエッセイには、"チーム「しんどい」のみんな"にあてて、松岡さんならではの不安の解消法を提案している。その中で、「頭の中のもやもやも、晴れない思いも、書くことで整頓されるなぁと実感」し、「書くことで救われてるの」と綴っている。『ほんまつ』ではどんな松岡さんに会えるのか、期待が高まる。

 11月には松岡さん本人が登場するイベントが予定されているほか、書籍に関する新情報は、Numero.jp内の特設ページ(https://numero.jp/honmatsu-1/)で随時公開される。

■松岡茉優さんプロフィール
まつおか・まゆ/1995年2月16日生まれ、東京都出身。2008年「おはスタ」(TX)でおはガールとして本格デビュー後、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)などで注目を集める。第42回日本アカデミー賞では『勝手にふるえてろ』で優秀主演女優賞、『万引き家族』で優秀助演女優賞を受賞。20年には『蜜蜂と遠雷』で優秀主演女優賞、21年には『騙し絵の牙』で優秀主演女優賞を獲得した。近作に、WOWOW 連続ドラマW「フェンス」、テレビドラマ「最高の教師 1 年後、私は生徒に□された」(日テレ系)、「ゆりあ先生の赤い糸」(テレビ朝日系)、映画『愛にイナズマ』(10月27日公開予定)ほか。


※画像提供:扶桑社


  • 書名 ほんまつ
  • 監修・編集・著者名松岡茉優 著
  • 出版社名扶桑社
  • 出版年月日2023年11月17日
  • 定価2,200円(税込)
  • 判型・ページ数A5判
  • ISBN9784594093921

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