本を知る。本で知る。

山里×若林「たりないふたり」の仕掛け人が、12年間の秘話を明かす

でも、たりなくてよかった

 南海キャンディーズの山里亮太さんとオードリーの若林正恭さんによる、2009年から2021年まで活動した漫才ユニット「たりないふたり」。2023年春には2人の半生が『だが、情熱はある』としてドラマ化され、話題を呼んだ。

 「たりないふたり」の仕掛け人となった日本テレビの演出家・安島隆さんが、その舞台裏を明かす『でも、たりなくてよかった たりないテレビ局員と人気芸人のお笑い25年"もがき史"』(KADOKAWA)が、2023年9月8日に発売された。

『でも、たりなくてよかった たりないテレビ局員と人気芸人のお笑い25年
『でも、たりなくてよかった たりないテレビ局員と人気芸人のお笑い25年"もがき史"』安島隆 著(KADOKAWA)

 ユニット名の由来は、2人の社会性・社交性が"たりない"こと。山里さんと若林さんの「仲介」係をしていた安島さんもまた、あるコンプレックスを持っているのだという。

 人一倍コンプレックスをこじらせている半面で、安島さんは「コンプレックスこそが、人生の武器になる」と言う。本書では、安島さんがテレビ局員として25年間してきた"もがき"と、コンプレックスから何を生み出してきたかを語っている。

 「たりないふたり」の結成から解散までの12年間の秘話もたっぷりと掲載。2人を引き合わせた日に始まり、どんな日々を乗り越えて、お笑いライブ史上最多の5万5000人超の視聴者数となった解散配信ライブに至ったかがつづられている。安島さんと、山里さん、若林さんそれぞれとの対談も収録している。

〈もくじ〉
第1章 「たりないふたり」結成から封印まで(2009年~2014年)
第2章 夜明け前の人気芸人と、たりないテレビ局員(1996年~2009年)
第3章 たりないテレビ局員、ゴールデンの荒波でもがく(2010年~2018年)
第4章 「たりないふたり」復活から解散まで(2019年~2021年)
対談 若林正恭×安島隆 「たりない」という病 克服するか、放っておくか、二人で考えた。
対談 山里亮太×安島隆 「憧れ」と「絶望」 その狭間が、僕らの輝ける場所だった。


■安島隆さんプロフィール
あじま・たかし/1973年東京都生まれ。1996年日本テレビ入社。ゴールデン帯から深夜帯、ライブまでヒット企画を手がける異端の演出家。南海キャンディーズ山里亮太とオードリー若林正恭のユニット「たりないふたり」はライブと番組連動の先駆けとなり、解散ライブはお笑い単独ライブ配信史上最多の 5万5000人が視聴。他にもバナナマン・ラーメンズ・おぎやはぎの伝説的なユニット「君の席」、「潜在異色」など。また「得する人損する人」「解決!ナイナイアンサー」「ヨロシクご検討下さい」「コレってアリですか?」など、ヒット番組多数。



    
  • 書名 でも、たりなくてよかった
  • サブタイトルたりないテレビ局員と人気芸人のお笑い25年“もがき史”
  • 監修・編集・著者名安島隆 著
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2023年9月 8日
  • 定価1,650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・296ページ
  • ISBN9784046063205

エッセイの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?