ふわふわなパンの中に、お花が咲いたかのようにカットされたフルーツ。最近流行りのフルーツサンドは、味はもちろん目でも楽しむことができる。そんな、フルーツサンドを心ゆくまで堪能できる1冊を紹介する。
2021年5月7日『フルーツサンド本』(昭文社)が発売された。本書は、同社から刊行されているニッチなスイーツガイドブックシリーズの第8弾目だ。
本書は、美しすぎる断面と本格的なおいしさで存在感を高めているフルーツサンドを特集した1冊。過去シリーズでも好評の実食調査した指標で、東京を中心とした全国の「萌え断」代表スイーツを徹底ガイド。
そして、シリーズ共通だが、今回もかわいらしい装丁だ。本棚に置くだけでもテンションが上がるに違いない。
では、本書の見どころを紹介していこう。
お店のジャンル別に選定した「東京のフルーツサンド特集」では、都会のエスプリを感じるメニューやゆったりとくつろげるカフェ&ティールーム、専門店のこだわりの1品など個性あふれるフルーツサンドを多数掲載。
それぞれのおいしさがイメージしやすいように、ボリューム感、パンの食感、クリームの甘さを指標として評価。自分のお好みの1品がイメージしやすい。
こんな時期だからこそ需要のあるテイクアウトの有無や、店舗の基本情報も充実している。ガイドブックとしても使いやすい工夫がされている。
続いて、「全国のフルーツサンド」特集では、各地の特産品フルーツを使ったできたてフルーツサンドを大特集。急増中の専門店や歴史のある喫茶店やフルーツパーラーなど、足を運びたくなるお店がまとめられている。
断面が綺麗。食べるのがもったいない気持ちになりそう。
持ち帰りや手土産にもぴったりの「全国おうちで楽しむフルーツサンド」ページ。急な出張などでついつい足を運びたくなる。
さらに、読み物として楽しいコンテンツも充実。「フルーツサンド研究」特集では、「身近なフルーツサンド食べ比べ」「フルーツサンドの作り方」「フルーツサンドクロニクル」など愛たっぷりだ。
コンビニやスーパーで買えるフルーツサンドを食べ比べて、チャート化した特集。フルーツサンドは気軽に楽しむことができるのだ。
遠出が難しい場合は、自宅でフルーツサンドを手作りするのも良さそうだ。好きな具材をたっぷりいれても断面にこだわっても幸せになりそう。
フルーツサンドへの情熱がこれでもかと詰め込まれた夢のような1冊。心躍るような断面ばかりで、食べ比べてみたくなる。
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