応募総数4355作品の中から第27回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》に輝いた国仲シンジさんの小説『僕といた夏を、君が忘れないように。』(KADOKAWA)が3?25?に発売された。
「電撃小説大賞」とは、KADOKAWAの主催する「電撃大賞」の小説部門のことだ。次世代のエンターテイナーの発掘や育成を目的として行われ、過去の大賞受賞作には『君は月夜に光り輝く』、『ちょっと今から仕事やめてくる』(ともにメディアワークス文庫刊)などがある。
難関の美大を控える高校生の高木海斗は、昔から絵を描くことが大好きだった。しかし最近は感情の抜け落ちた絵しか描くことができなくなっていた。そんな自分を変えるために創作旅行として沖縄の離島の志嘉良島へと旅に出る。
島に到着した日の夜、どこからか聴こえる歌声を辿って海岸へと向かうと、岩に腰をかけ、月夜を見上げて歌う幻想的な姿があった。
「私、伊是名風乃 (いぜな・かぜの)!君は?」
「僕は......、海斗。高木海斗 (たかぎ・かいと)です」
どこか人魚のような不思議な雰囲気を纏う少女は、海斗がこの島に絵を描きに来たことを知ると、島内の案内をしてくれることに。そうして時間を過ごしていくうちに、彼女のことをどうしようもなく好きだと自覚する。しかしそれと同時に彼女の持って生まれた悲しい運命を知ることとなるのだ。
どこまでも雄大で蒼い海に囲まれたこの地で、未来を描くことのできない海斗と、未来を夢見る風乃 にはどんな運命が待ち受けているのだろうか。
また、発売を記念して人気声優・梶裕貴さんがナレーションを担当するスペシャルPVも公開している。こちらも必見だ。
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