現代の性教育に一石を投じるセックスエデュケーションコメディ『性教育120%』VOL.1(株式会社KADOKAWA)が2月14日に発売された。本書(原作・田滝ききき 作画・ほとむら)は、異端の女教師とJKによる「とにかく明るい性教育」を掲げる単行本コミックスだ。
本作のストーリーは、現代の性教育に疑問を持つ熱血な保健体育教師・辻先生が、赴任先の女子高で従来の性教育にとらわれない大胆な授業を試みるというもの。クラスには彼女もち女子、BL好き女子、ただの猫好き女子など、さまざまな生徒がいる。
安全なセックス、正しいマスターベーションの方法、同性同士の恋愛についてなど、現代に必要とされる知恵や知識を「下ネタ以上、マジメ未満」のスタンスで描くセックスエデュケーションコメディとなっている。
Webコミック媒体「@vitamin」(アットビタミン)連載開始時には、読者から「教科書にのればいいのに」「これ、これ、こういうのを学校の授業でやりなよ」「この漫画おもしれーわ」「やっぱ面白いわ! 知識にあふれている」などの肯定的なコメントがWEB、SNS上にあふれ、ニコニコ漫画では青年部門、総合部門で毎時ランキング1位に輝いた。
評者が高校時代の保健体育の授業を振り返ると、性に関する知識はひっそりと、サラッと教わった記憶しかない。自身が高校時代に本書を読んでいたら、友人に紹介し、感想を言い合って盛り上がっただろうし、その後ずいぶん役に立っただろう。親目線では、ネットで真偽不明の情報を得るよりも、わが子には本書を読んでもらいたいと思う。
辻先生の破天荒なキャラクターが、従来ひっそりと取り組まれてきた性教育というものを完全にひっくり返している。性に関する書籍に手を伸ばすことに躊躇する、親に見つからないようにする、という人は多いのではないだろうか。「とにかく明るい性教育」をしてくれる本書は、読者が恥ずかしさも後ろめたさも感じることなく、性に関する事柄を楽しみながら身近に感じられる内容になっている。
なお、本書は一部試し読みができる。また、コミックス限定の描き下ろし漫画として、辻先生の中学時代のエピソード「下ネタの女王」を収録。さらに、今なら書店購入特典として「いざという時のお役立ちカード」が1枚もらえる!
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