メディアへの出演も多い料理研究家の土井善晴(どい・よしはる)さんの新著『NHK出版 学びのきほん くらしのための料理学』(NHK出版)を3月25日に発売された。本書は、2時間程でサクッと読める、料理と暮らしの新しい基本の詰まった一冊である。
ご飯を食べることは生きていくために欠かせないが、毎日の献立を考えて、今日のご飯を作って、と毎食ごとに考えることに疲れてしまう。
そこで、料理の基本と意義と構造を知ってみよう。すると要領よく、力を入れすぎずに毎日の食事を作れるようになるのだ。
本書では、日本の伝統文化と、西洋文化が入ってくる中で大切にした伝統や美意識、自然観を通して、日本人が料理をどのように捉え、どのような影響を与えたのかを紐解いている。
本著の目次は下記の通り。
はじめに 私の料理体験から考える
第0章 料理の全体を広く見る
第1章 料理の進化の変遷を知る
第2章 料理には「日常」と「非日常」がある
第3章 和食を考える
第4章 料理が暮らしを作る
第5章 「作る」と「食べる」は重なる
第6章 料理の利他性
おわりに 一汁一菜は念仏のようなもの
著者の土井善晴さんは、日本家庭料理の第一人者であった料理研究家の土井勝さんの次男として生まれる。大学卒業後、スイス、フランス、大阪でフランス料理修業した後、老舗の料理店・大阪「味吉兆」で日本料理を修業した。そして、1992年には「おいしいもの研究所」を設立し、独立。現在は、「おかずのクッキング」「きょうの料理」のレギュラー講師を務め、著書には『土井善晴の素材のレシピ』(テレビ朝日)『一汁一菜という提案』(グラフィック社)『土井善晴の懐かしごはん』(NHK出版)などがある。
常に第一線で活躍し、 「家庭と料理のあり方」を提案してきた土井さんだからこそ見ることのできた景色とはどのようなものだったのだろうか。家で過ごす時間、料理を作る時間が増えた今だからこそ、料理と暮らしを見直してみるのもいいかもしれない。
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