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「アエラ」巻頭特集は「大学発ベンチャー 学生起業家6人の本音」

アエラ(2021年3月29日)

 3月21日発売の「アエラ」(2021年3月29日号)の巻頭特集は「大学発ベンチャー 学生起業家6人の本音」。経済産業省の実態調査によれば全国に2566社あり、この30年で実に47倍になっている。いまや、大学こそが起業の場といってもいいだろう。数が多いのは、東京大学や京都大学、大阪大学などだが、私立の早稲田大学、慶応義塾大学、デジタルハリウッド大学なども多くの大学発ベンチャーを生み出している。記事には、ベンチャーを多く抱える上位28大学の一覧もつけた。

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画像は「アエラ」(2021年3月29日号)

 「本音」を聞かせてくれた学生起業家は、俳優の橋本環奈さんのCMでも知られ、単発アルバイトのマッチングアプリ「タイミー」を生み出した立教大生・小川嶺さん、待ち時間ゼロのAIカフェロボットを開発した大阪大の中尾渓人さん、貧困解消や伝統文化の再興につながるアパレル事業を立ち上げた慶大生の村上采さんを含む6人。自身も大学生のときに起業したというミクシィ会長・笠原健治さんもインタビューに応じ、大学在学中に起業するメリットを語っている。

 大学発ではないが、地球規模で解決が求められている食品ロス問題に、独自のアイデアで向き合う 「フードロスベンチャーの旗手」も特集 している。 もったいないものをできるだけ減らしたい」「買うことで経済を支えたい」という機運が高まる中、急増しているフードロスベンチャー。 苦境に陥る飲食店と消費者をつなぎ、急に発生したキャンセル分の料理やロスになりそうな商品を販売できるアプリや、高級チョコレートのあまり材料で板チョコを製造・販売するサイト、百貨店が扱う一級品フルーツの傷ものを急速冷凍して販売する商社――。 この記事に登場するサービスを使うことが、フードロス解消のためのアクションになる。

フィギュア世界選手権の見どころを取材

 この号では、3月24日から開幕するフィギュア世界選手権の見どころについても取材。最も注目されるのは、年末の全日本選手権で5度目の優勝をした羽生結弦選手と、全米選手権を制したネイサン・チェン選手の異次元の戦いだ。コロナ禍で練習拠点のカナダに戻れず、一人で練習を積んできたという羽生選手。自分で振り付けをアレンジしたショート、音楽編集からかかわったフリーで、大会に挑む。宇野昌磨選手や、鍵山優真選手がメダル争いにどう絡むかも注目。それぞれの選手の今季ベストショットとともにチェックポイントを網羅したこの記事を片手に観戦すれば、北京五輪の「枠」をかけた世界最高峰の戦いを2倍楽しめる。

 ロサンゼルスで3月14日に発表されたグラミー賞で最も話題になったのは、K-POPから初のノミネートとなったBTSが受賞しなかったこと。世界的なヒットを飛ばしたBTSは、なぜ受賞できなかったのか。この背景を読み解く記事も掲載している。

 表紙は、俳優の池田エライザさん。俳優、モデル、映画監督、歌手と八面六臂の活躍を見せる池田さんだが、24歳ですでに、以前とは働き方を変えていると話す。大切にしているのは「想像する時間」。自らの感覚を大切に生きる彼女のいまを、蜷川実花がとらえた。

  • 書名 アエラ(2021年3月29日)
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2021年3月22日
  • 定価本体364円+税

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