さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年2月15日は、「雑談の力を考える」をテーマに放送。編集部からのおすすめの本は『超一流の強運力』 (安田正 著、ポプラ社)をご紹介。
本書がどんな内容なのかは、記事「ベストセラー連発の著者「強運メソッド」初公開!」を参照願いたい。
番組では、精神科医の名越康文さんと、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役で早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授の安田正さんが「雑談の意義」や、「雑談が上手くなるコツ」について熱いトークを展開した。
安田 一言で言うと「距離を縮める」ということです。距離が縮まっていないところで話をしても相手には全く通じません。
距離を縮める本当の雑談とは、話したいことを一方的に話すことではなく、喋るパーセンテージを極力下げ、相手に質問をすることで相手の興味あることに焦点を当てそこに集約して話していくことです。そうすることで人との距離が縮まっていくのです。雑談で相手を理解することが重要です。
名越 テーマを膨らませることが好きです。そうすることで人の価値観を自分のものにできるのです。
教えてやる、良いこと言うから聞いておけ、では人の人生は変えられません。雑談が豊かになっていく中で、相手が勝手に掴んでいくことの方が多くを得るのです。
雑談は相手と自分の価値観のすり合わせです。
名越 人の話を聞くときのコツの1つ目は、自分のアピールをするときに具体的なエピソードを話すこと。
2つ目は相手のふったエピソードをどうやったら広げてあげられるかを考えることです。
相手が何を考えているか類推すること、言葉にしてあげることが大事です。語っている人は意外と自分が何を言っているかわかっていないので、相手の素材を上手く組み合わせて一つの料理にできたら最高ですね。
安田 自分たちが今どこにいるかを共有することはとても便利です。簡単に言うと、雑談の中でお互いの話した内容を絵にかくのです。
そうするとお互いに話の矛盾に気付くので、そこを修正していきます。絵は考え方の集大成なので、これをまとめると、こんなに説得力のあるものはありません。やりたいことが簡単にわかるはずです。
次回は、本日2月22日(月)19時から引き続き「雑談の力を考える」というテーマで放送。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」
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