外出自粛で、なかなか恋人に会えないカップルも多いのではないだろうか。
一人で過ごす時間に、ぜひ、お勧めしたい新刊が出た。恋をすること、相手を思うことを素直に考えさせてくれるストーリーだ。
『眠れない夜は、きみの声が聴きたくて』(永良サチ 著、ふすい イラスト、スターツ出版)は、家でも学校でも自分の居場所がないと感じていた「響」と、引っ越しで離ればなれになっていた「旭」の募る思いを描いた作品。二人はかつて、お互いを想い合い、大切な時間を過ごした相手だった。
本書は、単なる時間と距離と恋愛という方程式で書かれた作品ではなく、旭の命に関わる重大な秘密など、気になる展開も待ち受けている。
大切な人とどう向き合うのか、新型コロナウィルスの影響で恋人と会えないときにこそ、本書を手に取ってみてはいかがだろうか。
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