「この本は、あなたが、この恋愛資本主義社会で勝ち、女性をゲットできる『モテ強』に生まれ変わるためのバイブルです」
センセーショナルな1文から始まる本書『恋愛資本主義社会のためのモテ強戦略論 ~The Bible of Winning a Woman's Heart~』(実業之日本社)は、記者(20代前半・女性)がこれまでに読んだあらゆる恋愛本の中で、内容に最も納得した1冊だ。サブタイトルにある「女性の心を勝ち取るためのバイブル」も、決して過言ではない。
「モテたいけど、どうしたらいいかわからない」
「好きな子から好かれたい」
「女性の気持ちがわからない」
「今よりもいい恋愛がしたい」
そんな悩みをもつ男性にこそ手に取ってほしい。
著者の勝倉千尋さんは、新卒で三菱UFJ銀行に総合職として入行し、副業で男性が女性にモテるためのノウハウを伝授するモテコンサルとして活動していた。2019年7月に銀行を退職し、独立。銀行で培った分析力と論理的思考力を活かした「女性視点のオーダーメイド恋愛コンサル」が人気を博している。その他、独自のマッチングサービス「バリマッチ」運営やメディア執筆など、多岐にわたって活動している。
ユニークな経歴をもつ著者ならではの視点と、歯に衣着せぬ率直な筆致が痛快な本書。しかし、もしかしたら恋愛に自信がない人にとっては、すぐに受け入れるのが難しい項目もあるかもしれない。女性目線で男性にどのようなふるまいが求められるかということについて、あまりに正直な本音が突きつけられるからだ。
「いい学校に入るためには学習塾があり、いい会社に入るためには就活セミナーがあるのに、いい恋愛をするための学習機会が乏しいのは、一体なぜでしょうか」
「受験戦争や就活戦線と同様に、恋愛も、今や無慈悲な自由競争と市場原理に支配されています」
と主張する勝倉さんが教えるノウハウは、いわゆる「モテテク」ともてはやされるような表面的なものとは違い、非常に実践的でリアルな実態に即している。
モテコンサルの経験を通して得た知見や、マッチングサービスを利用する多くの女性のナマの意見をふまえた、まさに「究極の恋愛バイブル」と言えるだろう。
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