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arikoさんの料理教室みたい!おいしく作れて読んで楽しい新レシピ本

 人気料理インスタグラマーとして注目されているarikoさんの新刊『arikoの 美味しいルーティン』(講談社)が発売された。年末年始のおうち時間にぴったりの一冊だ。

 何冊ものレシピ本を出しているarikoさんだが、本書の書き出しは編集担当からのメッセージで始まるというめずらしい構成だ。というのも、よくあるレシピ本とは一線を画す内容なのだ。

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画像は、『arikoの 美味しいルーティン』(講談社)より(以下同)。「かつおの冷製パスタ」のレシピページ

 編集担当者は冒頭で、この本の方向性を決めたのは「かつおの冷製パスタ」だとし、似ているものがない味の料理を読者はどういうイメージで再現すればいいかとarikoさんに投げかけた。そのとき、「麺の水気をしっかり取ると味が薄まらない」「濃いバルサミコ酢を使うと味のバランスが悪くなる」「麺と具それぞれにソースをからめると奥行きのある味になる」など、最低限のレシピからでは見えてこないコツがわかったそうだ。

「白いビーフストロガノフ」のレシピページ
「白いビーフストロガノフ」のレシピページ

 また、arikoさんが当たり前のようにしていることが、繊細で丁寧だとも。料理の美味しさを支えている一つ一つのコツを伝えられるようにと、対談形式で綴られている。

 下ごしらえのコツ、水けと油のコントロール、素材の切り方など、arikoさんが当たり前にしているコツ、いつもの"ルーティン"が詰め込まれた本書は全224ページの読みごたえ。読んでいくと料理教室で詳しく教えてもらった気分になれる。

にんじんシリシリ、きゅうりのレモンだししょうゆがけ、ミニトマトのナムル、アボカドのナムル
にんじんシリシリ、きゅうりのレモンだししょうゆがけ、ミニトマトのナムル、アボカドのナムル
「タリアータ」のレシピページ
「タリアータ」のレシピページ

 ごちそうメニューから、あと一品ほしいときにぴったりのキュウリやトマト、アボカドを使った簡単レシピ、寒い時期にうれしい鍋など、arikoさんのセンスが光る料理たちで食卓を彩ってはいかが。


※画像提供:講談社

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