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腰痛は「体を反らして3秒キープ」動いて治すのが新常識

 宝島社は2020年10月13日に『10秒でつらい痛みが消えた! 腰痛これだけ体操』を発売した。腰痛対策に「安静にする」は昔の話。今、専門家の間では「動いて治す」が新常識になりつつあるのだとか。

画像は、『10秒でつらい痛みが消えた! 腰痛これだけ体操』(宝島社)
画像は、『10秒でつらい痛みが消えた! 腰痛これだけ体操』(宝島社)

 監修は、腰痛対策のスペシャリストとして知られる、東京大学医学部附属病院特任教授の松平 浩さん。本書の冒頭で「腰を手で押し出し、体を反らせて3秒間キープするだけでほとんどの腰痛は予防・改善できるのです」と伝えている。

 「腰痛これだけ体操」は、足を肩幅くらいに開き、腰の下のほうに手を当てて、ふーっと息を吐きながらゆっくりと手で腰を前に押し出しながら体を反らす。そのまま3秒間キープする。これで1回10秒かほどかかる。3回で効果を実感できるそうだ。

 本書では「腰痛これだけ体操」の詳しい内容と効果、腰の横方向の不具合を正す"横バージョン"を解説。また、腰痛の種類と原因など、知っておくと予防に役立つ知識も身につけられる。

 ほかに、閉経後の骨粗しょう症が気になる人におすすめの運動や、筋力と「立つ・座る・速く歩く」などの身体機能が低下するサルコぺニアを予防する方法、脳の不調が原因でおこる腰痛を緩和する「あおん発声」など、年齢とともに気になる悩みにもこたえている。

 大きな字と写真付きでていねい解説されていて、わかりやすい。

 平松さん曰く、腰痛は日本人の約8割が経験すると言われ、もはや「国民病」といってもいい症状。在宅でのリモートワークが増え、座りっぱなしや運動不足で腰の不調を感じている人も多いだろう。

 実は記者も腰痛持ち。さっそく3回体を反らしてみたら、すっきりして気持ちが良かった。腰が気になる人はチェックしてみては。


※写真撮影:BOOKウォッチ編集部

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