葉物野菜を買うなら、どちらを選ぶだろう?
1 ほうれん草 2 小松菜
これといって大差はないようにも思えるが、「食の整理整とん」という観点で考えると、2の小松菜がおすすめだ。
その理由がわかる本書『まずはこの17食材を。~「いつもの食事」で健康になれる~』(大和書房)が、2020年8月25日に発売される。著者の村山彩さんは、日本初のアスリートフードマイスター。数々のアスリートをサポートし、自身もトライアスロンで優勝した経験がある。
さらに、家庭の冷蔵庫を見て栄養指導をする「冷蔵庫コンサルタント」としても活躍中の、食にまつわるプロフェッショナルでもある。これまで400もの冷蔵庫を見てきた村山さんの分析によると、巷にあふれる健康情報によって不要なものをストックしてしまっている人が多いそう。
自身の経験をもとに「食の整理整とん」を行い、無駄をそぎ落すと、本当に必要な食材はこの17種にしぼられるという。
1 鶏肉
2 鮭(サーモン)
3 青魚(いわし、あじ、さば、さんま)
4 卵
5 納豆(豆腐)
6 ヨーグルト
7 玄米
8 ブロッコリー(ブロッコリースプラウト)
9 小松菜
10 パセリ
11 たまねぎ(ねぎ)
12 トマト
13 ごぼう
14 にんじん(かぼちゃ)
15 キャベツ
16 きのこ(しいたけ、まいたけ、しめじ、えのき)
17 海藻類(わかめ、こんぶ、ひじき、もずく)
特別なものは1つもない。つまり、「いつもの食事」を意識するだけで健康になれるということだ。本書では、この17食材をバランスよく、無駄なく摂取できる仕組みとレシピが解説されている。
日頃、食にまつわる健康情報を集めすぎて混乱気味の人にこそ、手に取ってみてほしいレシピ本だ。「食の整理整とん」を実践し、健康的な食事をシンプルに取り入れたい。
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