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思いついても忘れたら終わりなんです

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)では、番組でBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2020年10月5日は、「妄想力のススメ」をテーマに放送し、編集部からのおすすめの本は『連句日和』(和田誠、俵万智、笹公人、矢吹申彦 共著、自由国民社)をピックアップ。今回のゲストの笹公人さんが書かれた本だ。

写真は、『連句日和』(和田誠、俵万智、笹公人、矢吹申彦 共著、自由国民社)

 どんな内容なのかは「連句は連想ゲーム」を参照。


 番組では、NHKのEテレで第一歌集「念力家族」が連続ドラマ化されたこともある歌人・笹公人さん、執筆活動および坊ちゃん文学賞の審査委員長やショートショートの書き方講座をされているショートショート作家の田丸雅智さんが、「常識のヘルメットを外す重要性」や「妄想を形にする上での難しい点」について熱いトークを繰り広げた。


常識のヘルメットを外そう

入山 9月28日の放送でも有りましたが、常識だから学校の廊下を走ってはいけない、というのが有りますね。でも常識のヘルメットを外してみて、走ってみたらどうなるんだろうか?と妄想すると面白いですよね。
田丸 最新の作品「転校生ポチ崎ポチ夫」はそれを意識して作ったものです。
 本当に廊下は走ってはいけないんですよ。危険ですから。
 けれど、こういった普段触れている常識・ルールというものを揺さぶってみて、改めて自分の血肉として頂きたいんです。
 本当にそのルールは必要か?というものに関しては疑って、必要で無いのであれば変えていって欲しい、と考えています。

妄想を形にする上での難しい点

 思いついても忘れたら終わりなんです。面白いアイデアや閃きを逃さないことを重要視しています。
田丸 同じですね。アイデアは沢山転がっているのですが、人はそれを見逃してしまうんです。
 それに「後でいいや」という感覚もあると思うのですが、いつか出来るだろう、というイメージではなく僕の場合は「今やる」という意識を持つようにしています。
 自分で締め切りを設けて作品に取り組むのが大事です。
 それに編集者が短歌をあまり知らないので自分で作品をジャッジしないといけないんです。
 ボツにしないといけないアイデア、どれを活かせば面白いのか、不安になりながら作っています。
入山 お二人の考えは新しい事業を作る方々に似ていて、聞けば聞くほどにお二人ともイノベーターだ、と思います。

 次回は、10月12日(月)19時から「再生エネルギーの今後」というテーマで放送。
 番組でBOOKウォッチ編集部からもおすすすめ書籍をご紹介しますので、詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを!



 毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」




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