読むべき本、見逃していない?

性交同意年齢は何歳? 助産師YouTuberによる「子ども扱いしない」性教育本

 ネット記事の文中に挟まるアダルト広告、クラスメイトの会話から漏れ聞こえる性的なワード、人気YouTuberが楽しげに話す下ネタ......思春期を迎える若者たちのまわりには、「性」にまつわる情報があふれている。

 一方、性教育が刺激となり性的な行為に関心のなかった子どもまで興味をもってしまうという考えから、具体的な性教育の実施は阻まれているという。そんな日本の刑法では、「性交同意年齢(※)は13歳」と定められている。

 (※)性交するかしないか自分の意思で決定し、同意を示すことができると判断される年齢。

 中学校の授業でも、性行為について具体的な知識は教えられないのにも関わらず、だ。

画像は、イースト・プレスのプレスリリースより(以下、同じ)。シオリーヌさんのYouTubeチャンネルのホーム画面
画像は、イースト・プレスのプレスリリースより(以下、同じ)。シオリーヌさんのYouTubeチャンネルのホーム画面

 このような現状に問題意識をもち、動画投稿を続けているのが、性教育YouTuberであり助産師の経験ももつシオリーヌこと大貫詩織(おおぬき・しおり)さん。「性の話をもっと明るく、オープンに!」を掲げ、「性」に関するさまざまな情報を発信している。

画像は、『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識 』(イースト・プレス)
画像は、『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識 』(イースト・プレス)

 そんなシオリーヌさん初の著書『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識 』(イースト・プレス)が、2020年12月8日に発売される。そして、本書を全国へ届けるためのクラウドファンディング企画「性教育YouTuberシオリーヌの性教育本『CHOICE』を全国に届けたい!」も、10月5日から実施中だ。

画像は、クラウドファンディング企画「性教育YouTuberシオリーヌの性教育本『CHOICE』を全国に届けたい!」のページ
画像は、クラウドファンディング企画「性教育YouTuberシオリーヌの性教育本『CHOICE』を全国に届けたい!」のページ

 本書は、身体のしくみから性的同意、ジェンダーまで、幅広いトピックを網羅している。一般的な性教育の授業で扱われるような、妊娠や出産、生理や射精などの身体のしくみだけではない。具体的な避妊方法やその選び方、生理用品の種類と選び方、適切なマスターベーション、婦人科・泌尿器科でできること、パートナーとの関係性の築き方、ジェンダーの知識......など、非常に幅広く、本当に必要な情報を掲載しているのである。

若者に本当に必要な「性」の情報を網羅
若者に本当に必要な「性」の情報を網羅

 さらに、「SNSとの付き合い方」「自分のセクシュアリティとの向き合い方」など、家庭でも話しにくい話題も解説され、「男の子向け」「女の子向け」と区別せず、どんな性を生きる人も参考にできる内容だ。

 また、「子どもを『子ども扱い』しない」というのも、本書の重要なテーマだろう。

 性にまつわる情報は直接的な表現が避けられがちであるが、本書では若い世代に本当に必要な内容を届けるため、オブラートに包んだ表現を用いず具体的に記載している。

 そのため、中高生をはじめとする若者だけでなく、子どもに性教育について伝えたい保護者や教職員、また自分のために性の知識を深めたい大人の「学び直し」にも活用できそうだ。

著者がこだわった3つのポイント
著者がこだわった3つのポイント

 以下は、著者・シオリーヌさんが本書の発売にあたって寄せたコメントである。

「YouTubeで動画配信をして1年半ほど経ちチャンネル登録者は13万人、動画の総再生回数は2300万回を超えました。
 動画配信を始めたころには想像もつかなかった多くの人からの反響に、性教育はこんなにも求められているものだったのだということを実感しています。(中略)
 必要なのは情報を隠すことではない。
 本当のことを誠実に伝えることです。
 大人が『なんとなく気まずいし伝え方も分からないし寝た子を起こすかもしれないし』と性教育を怠けている間に、今もたくさんの若者が妊娠不安や重たすぎる生理やうまくいかないパートナーシップに悩まされています。

 子どもたちが安心して暮らせる社会を作ることは、大人の責任です。

 そんな社会づくりの第一歩として、この本を一人でも多くの若者に届けたいです。
 今、本当に必要な情報を届けるためにあなたの力を貸してください」

 クラウドファンディングの詳しい企画内容については、該当プロジェクトのページで確認できる。性教育YouTuberが伝える本当に必要な性教育。関心のある人はぜひチェックしてほしい。


※画像提供:イースト・プレス





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