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『牛疫』、読売の書評でも紹介――根絶した感染症から「学ぶべきことは多い」

 BOOKウォッチで2020年7月27日に紹介した『牛疫』(みすず書房)が、8月16日の読売新聞書評欄でも取り上げられた。評者は、生命科学者の仲野徹・大阪大学教授。人類が根絶した感染症は、天然痘以外に牛疫がある。仲野さんは、生物兵器として利用することが日本軍によって目論見られたことにもふれながら、「知られざる牛疫の物語から学ぶべきことは多い」と評している。

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画像は『牛疫』(みすず書房)

 本書『牛疫』は、「根絶」と「兵器化」という相反する研究が絡み合った牛疫研究の歴史を精査したもの。著者のアマンダ・ケイ・マクヴェティ氏は米国の歴史学者。

 このほか15、16日の各紙の書評欄では、BOOKウォッチで紹介済みの本が何冊か取り上げられた。日経新聞では『悪党・ヤクザ・ナショナリスト』(朝日新聞出版)、毎日新聞では『百田尚樹をぜんぶ読む』(集英社新書)、東京新聞では『アイヌの権利とは何か――新法・象徴空間・東京五輪と先住民族』(かもがわ出版)など。さらに読売では、新書紹介欄で『帝国軍人』 (角川新書)、また、「著者来店」欄で、『邦人奪還』の著者、伊藤祐靖さんも登場している。

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