朝、慌ただしく子どもを保育園や学校へ送り出し、仕事へ行く。ふと時計をみると昼すぎで、「今頃、お昼寝かな」とか「校庭で遊んでいるかな」などと我が子が何をしているか、想像する親は多いだろう。
『いっしょに いてね』(ポプラ社)は、あなたが子どものことを思うとき、きっと子どももあなたのことを考えている。そんな温かい気持ちになれるフランス発の絵本。
本書は、2019年春にイタリア・ボローニャで開催された児童書の見本市「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で、ポプラ社の人気絵本・児童書シリーズ「おしりたんてい」のプロデューサーを務める高林淳一さんが発掘した。
以下の2枚の画像は、『いっしょに いてね』(ポプラ社)より。
働く母と娘の日常を追っていて、左ページは母目線、右ページは娘目線で同じ時間をどう見ているか、そのときの気持ちとともにつづられている。
高林さんは、この絵本の魅力をつぎのように語っている。
「この絵本のいいところは、お互いが何をしているのかだけでなく、互いが目の前にいない相手のことを思う姿が描かれていることだと思います。家族であっても、互いに相手のことを思いやり、一日を過ごす、そんな素敵な日常が、同じ場面を客観的な視点と子どもの視点でかき分けているところが、とても魅力的だと思いました。どんな時も、相手を想う想像力が世界を素敵に変えてくれると思わずにいられない、そんな一冊です」
子どもと一緒に読めば、いつもの「今日はどうだった?」から、さらに一歩踏み込んで、お互い何を考えて過ごしていたかまで話すきっかけになる。一緒にいられない時間が長いぶん、家での親子の時間をより濃密にすごせそうだ。
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