やはり、いま多くの人が笑いを求めているのだろう。麒麟・川島明さんのInstagramが面白すぎると話題になっている。川島さんが「Instagramの日陰でコツコツとやってきた」という「タグ大喜利」をムック化した『#麒麟川島のタグ大喜利』(TJMOOK)が、5月25日に宝島社より発売された。本書は発売前の予約段階から売切続出。帯に「Instagramフォロワー46万人超」とあるが、あっという間にその数は49万人を突破した(6月8日時点)。
「タグ大喜利」の例を挙げると、ブラックマヨネーズ・小杉さんの真顔の写真に「#インドネシアのたばこを吸う赤ちゃん」。南海キャンディーズ・しずちゃんの微笑む写真に「#あなたもボールペン字講座始めませんかのチラシ」。このように、本書は写真にピタリとハマる「タグ大喜利」が満載。
「一気に読むと圧倒的なタグの数に胸焼けしてしまうでしょうから、5ページ読んだら窓を開け10分間遠くの緑をみつめてください」――。「胸焼け」するほどの濃厚な笑いを堪能できるこの「タグ大喜利」が、いま多くの人の心を掴んでいる。
漫才をはじめ、バラエティ番組、朝ドラ、MCなど多方面で活躍し、独特の存在感を放つ麒麟・川島明さん。今回、リモートインタビューでお話を聞いた。あの低音ボイスに魅了されるとともに、川島さんは冷静さと世の中を俯瞰する目を持つ方だ、という発見があった。
川島さんについて、3回にわたりお届けしていく。第1回は、本書『#麒麟川島のタグ大喜利』を紹介。インタビューの模様は、「『みんな心のどこかで、笑いたい気持ちがある』 ~麒麟・川島明に聞く~(第2回)」、「日常の違和感も『タグ大喜利』でフィクションに! ~麒麟・川島明に聞く~(第3回)」をお楽しみに。
「タグ大喜利」とは、川島さんが「ハッシュタグで芸人仲間を想像紹介」する投稿のこと。川島さんが撮影した芸人仲間の写真は、基本的にシリアスな表情のものばかり。その一枚一枚に、独特のワードセンスでタグをつけている。この「タグ大喜利」を始めて、川島さんのInstagramフォロワーは10万人から49万人超に(6月8日時点)。コメント欄は川島さんに倣ってフォロワーがつけた「タグ大喜利」で溢れ、参加型で楽しまれている。
「この本に出てくる芸人さんは僕が芸も心も尊敬している方ばかりです」
芸人仲間をいじるだけでなく、最後に必ず褒めコメントを入れているところも川島さんの「タグ大喜利」の特徴だ。その人気はネットにとどまらず、「タグ大喜利」を題材にした特番が組まれたり、男性ファッション誌「smart」で連載が組まれたりと、広がりを見せている。
本書の「Part1 #麒麟川島のタグ大喜利」では、Instagram投稿作品、「smart」連載作品に新作を加えた「タグ大喜利」全60作品を掲載。「Part2 #画像で一言大喜利(絵画編・銅像編)」では、絵画・銅像とテーマ分けした「画像で一言大喜利」80作品を掲載。さらに、「なぜこのようなハッシュタグ大喜利をするようになったのか」「ハッシュタグ大喜利の作りかた」「ハッシュタグ大喜利を考えている時」などを披露するコラムも。
特技はイラストという川島さん。本書に掲載されているイラストは全て、本人が描いたもの。絵本を思わせる優しいタッチと淡い色合いのイラストは、濃厚な「タグ大喜利」とのコントラストをなしている。ほかにも、タグをつけられた芸人仲間59名からのコメントは、川島さんと芸人仲間の関係性が垣間見えるレアなもの。本書は、ここでしか見られない貴重なコンテンツが満載。あらゆる楽しみ方ができる、いま笑いを求めている人にまさにピッタリの一冊!
「大センス男!! 『例えのスピード、精度』『返し』『フレーズ』『ひねくれた恐ろしい偏見』 同世代ダントツ1位が、全部出てる!! こんな人と仕事してると思うと恐えぇ!」(千鳥・ノブさんの帯コメント)
「何があっても『お笑い』は皆さんの心を救うと信じております。毎日に少し疲れたらまたパラパラとこの本をめくってやってください」(終わりに)
【出演芸人】(敬称略、五十音順)
相席スタート山﨑ケイ/あばれる君/尼神インター(誠子、渚)/アンガールズ田中/EXITりんたろー。/インパルス板倉/かまいたち(濱家、山内)/カミナリまなぶ/銀シャリ(鰻、橋本)/くまだまさし/コロコロチキチキペッパーズナダル/三四郎(相田、小宮)/シソンヌじろう/霜降り明星(せいや、粗品)/ジャルジャル後藤/ジャングルポケット斉藤/スリムクラブ真栄田/ずん(飯尾、やす)/セルライトスパ大須賀/ダイアン(津田、ユースケ)/たんぽぽ川村/千鳥(大悟、ノブ)/チョコレートプラネット松尾/トレンディエンジェル(斎藤、たかし)/とろサーモン(久保田、村田)/永野/なかやまきんに君/南海キャンディーズしずちゃん/NON STYLE(石田、井上)/ハイキングウォーキングQ太郎/バイきんぐ小峠/ハライチ澤部/ハリセンボンはるか/はるな愛/ピース又吉/フォーリンラブバービー/ブラックマヨネーズ小杉/平成ノブシコブシ吉村/ミキ昴生/ムーディ勝山/野性爆弾くっきー!/ゆりやんレトリィバァ/横澤夏子/ロッチ中岡/ロバート馬場/和牛(川西、水田)/笑い飯西田
第2回は、多くの人が笑いを求めているいま、川島さんがどんな想いで本書を世に送り出したのかを聞く。ぜひ、あわせてチェックしていただきたい。
■麒麟・川島明さんプロフィール
1979年2月3日生まれ。京都府出身。97年、NSC大阪校20期生。99年、お笑いコンビ・麒麟を結成。ボケ担当。「M-1グランプリ」決勝に5回進出。「IPPONグランプリ」(フジテレビ系列)、「麒麟川島の#ハッシュタグバトルツアー」(読売テレビ)などでも大喜利のセンスを発揮している。
<この連載を読む ~麒麟・川島明に聞く~>
第2回「『みんな心のどこかで、笑いたい気持ちがある』」
第3回「日常の違和感も『タグ大喜利』でフィクションに!」
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