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記者も体験! 1日5分「スゴレッチ」でカラダと心をスッキリ

 疲れやすい、体形が気になるなど、カラダの悩みを根本から治す「スゴすぎるストレッチ」、略して『スゴレッチ』(ダイヤモンド社)。著者は、治療家の萩原健史さんで中央林間ひかり整骨院の総院長や完全予約制パーソナル整体「KENJI Style」代表を務めている。

 萩原さんは、「根本から不調を整える施術」を模索し、解剖学、生理学、構造学、心理学、量子力学など多様な領域から「姿勢と自律神経を整え、身体の連動性を高める」独自の治療メソッドを開発。これまでに5万人以上の施術を行ってきた。本書は、その治療エッセンスを凝縮したセルフケア法。

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写真は、『スゴレッチ』(ダイヤモンド社)

 基本のストレッチは5つある。姿勢を整える「東京タワーストレッチ」、「マーメイドストレッチ」、「リンパストレッチ」と、全身を運動させる「相撲ストレッチ」、「ムエタイストレッチ」で、5つすべてをゆっくりやっても5分程度だ。順番に行うことで血流がよくなるほか、自律神経が整いやすくなるという。

 「東京タワーストレッチ」は、表紙の写真にあるストレッチ法で、アキレス健伸ばしのような体勢からカンチョーのポーズで腕を上に伸ばす。最後に前足を出している方へカラダを傾けて、30秒キープする。このストレッチは、セルフケアがなかなか習慣化できない人でも簡単にできて「とにかくこれだけですべてがよくなる!」というストレッチをめざして、萩原さんが数年をかけて改良を重ねてきたもの。

 40代の記者も実際に1週間やってみた。初日は普段の運動不足がたたってか、「東京タワーストレッチ」は30秒キープがつらかった。次の「マーメイドストレッチ」は横になって寝転がった状態から上体を起こして腰をひねるのだが、やってみると、自分で思っていたよりも体が硬く、特に右側が動きにくいことに初めて気づかされた。たかが5分と思っていたけれど、5つのストレッチを終えるとけっこう疲れる。でも、カラダはポカポカになり、気持ちはスッキリした。

 最初の3日間くらいは筋肉痛になったが、毎日続けてみると、少しずつキープできる時間が長くなり、カラダが軽くなったような気がしてきた。本書には30~60代でスゴレッチを3週間続けた人のビフォー・アフターが掲載されていて、それによるとウエストは平均3センチ以上減だというから、あと2週間は続けてみたいと思う。

 ストレッチは基本の5つのほかにも、くびれ、猫背、O脚、反り腰などの気になる症状に特化した「サブスゴレッチ」や座ったままできる「椅子スゴレッチ」なども紹介されている。

 荻原さんによると、カラダをゆがませる最大の原因は、「長時間同じ姿勢をとること」だという。特別な道具は一切いらず、すぐに始められる「スゴレッチ」。自宅でのリモートワークが続いていて、運動不足が気になるという人にもおすすめだ。


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