口腔機能向上・認知機能低下防止に「早口言葉」

　新型コロナウイルスの影響で、デイサービスなど、通所型の介護サービスの休業が相次いでいる。その一方で懸念されるのが、外部との交流が減ることで高齢者の認知機能が衰えたり、体調を崩してしまったりすることだ。

　世界文化社から発売されている『早口言葉で口腔トレーニング DVD付き』では、そのような認知機能の衰えなどを防ぐための方法として、腹式呼吸を紹介している。

写真は、『早口言葉で口腔トレーニング DVD付き』(世界文化社)

　本書によると、早口言葉によって口の筋肉を動かすと、咀嚼力や嚥下機能が向上するという。さらに、腹式呼吸を意識しながら発声することで、腹筋も鍛えることができるそうだ。

写真は、腹式呼吸の解説ページ/『早口言葉で口腔トレーニング DVD付き』(世界文化社)より

　本書では、「声を出すトレーニング」と「早口言葉トレーニング」の二つのトレーニングが紹介されている。どちらのトレーニング法も丁寧に解説されており、さらにDVDで手本を見ながら取り組むことができるようになっている。

写真は、腹筋が鍛えられる発音を解説するページ/『早口言葉で口腔トレーニング DVD付き』(世界文化社)より

写真は、早口言葉が載ったページ/『早口言葉で口腔トレーニング DVD付き』(世界文化社)より

写真は、付属のDVDの1カット/『早口言葉で口腔トレーニング DVD付き』(世界文化社)より

　早口言葉を話すとき、途中でつっかえてしまっても、言い間違えても問題ないそうだ。毎日の運動代わりとして、気楽に取り組んでみるといいだろう。

（BOOKウォッチ編集部）