歳を重ねるごとに、だんだんと気になってくるのがぽっこりお腹。頑張ってへこませようと努力しても、なかなか膨らんだお腹は平らにならない。
そんなぽっこりお腹は、お尻を鍛えることで解消されるかもしれない。お尻とお腹は密接な関係にあるからだ。『最高の健康になる お尻アップ体操』(主婦の友社)は、そんなお尻の運動を紹介する書籍。
本書の著者は、ミス・インターナショナル日本代表に選ばれた経験を持つ、健康運動指導士の谷玉惠さん。74歳にして、ハリのある美しさを保っていることで注目を浴びている。
お尻の運動をしてお尻を上げると、骨盤が安定する。すると骨盤につながる腰椎や背骨、 大腿骨が正しい位置におさまり、美しい姿勢になるのだそう。お尻から攻めると、お腹をへこませるのもうまくいくという。
また、そのお尻自体の見た目も重要だ。理想のお尻は、しっかり筋肉がついてハリがある卵形の「卵尻」だが、日本人にはのっぺりとしてめりはりがない「偏平尻」が多い。
さらに、加齢や運動不足などが原因で、ぽよんと下がった「垂れ尻」や、それがさらに進んだ「ピーマン尻」になってしまうこともある。
体の健康を保ち、理想のお尻に近づくための手段として本書が紹介するのが「お尻アップ体操」。お尻全体を覆う大殿筋、きれいなお尻のカギとなる中殿筋、大殿筋を支えるハムストリングなどを強化する運動だ。本書では、「前後にふりふり」体操や、「座ってもも上げ」体操など、それぞれの目的に応じた、お尻を鍛えるための運動が紹介されている。
コロナ太りを防止するためにも、こうした室内でできる運動は役立つだろう。
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