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今度の連休どう過ごす?「スパイスからカレー作り」でおうち時間を楽しもう

 外出自粛の中で迎えるGW。どこへも出かけられないし、家にいてもやることがないし、何しよう......。それなら、スパイスから手作りカレーに挑戦するのはいかが?

 世界文化社から発売された、『and CURRYの野菜が主役 季節のカレー』は、「流しのカレー屋」として話題を集めたand CURRY店主・阿部由希奈さんが、季節野菜のカレーが自宅で食べられるレシピをまとめたレシピ本だ。

画像は、「and CURRYの野菜が主役 季節のカレー」(世界文化社)
画像は、「and CURRYの野菜が主役 季節のカレー」(世界文化社)

基本レシピは5ステップ。最短20分で完成!

 and CURRYのカレーは、野菜が主役になっている。旬の野菜をふんだんに使用したカレーは、油控えめ、ヘルシーで毎日食べたくなるほど軽やかな味わいが特徴だ。

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画像は、「and CURRYの野菜が主役 季節のカレー」(世界文化社)より

 スパイスから作るとなると、本格的でハードルが高そうだが、作り方はいたってシンプルだ。基本の作り方は5ステップで、最短20分でおいしいスパイシーカレーが完成する。野菜がメインなので、長時間煮込む必要がない手軽さがうれしい。

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画像は、「and CURRYの野菜が主役 季節のカレー」(世界文化社)より

<and CURRYのカレーの基本の作り方>
1.ホールスパイスを鍋で熱する
2.にんにく、生姜、青唐辛子、玉ねぎを加えて炒める
3.パウダースパイスを加える
4.具材と水を加えて煮込む
5.塩で味を調整して完成

 すべてのレシピに辛さの目安がついているが、辛いものが苦手な人や子ども向けに、辛味を抑えるアレンジも紹介されている。

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画像は、「and CURRYの野菜が主役 季節のカレー」(世界文化社)より

 上の写真は、辛さの目安1の「にんにくの芽のココナツカレー」。じゃきじゃき食感のにんにくの芽と、ココナツミルクのやさしいコクが味わい深い一品だ。

攻めてる!「柿とれんこん」「豆腐とニラ」カレー

 本書では40種類のカレーを春夏秋冬に分けて紹介している。「すいかのガスパチョ風カレー」や「柿とれんこんのカレー」、「生姜たっぷり豆腐とニラの味噌風味カレー」など、かなり"攻めてる"ラインアップだが、この機会に意外な組み合わせを試してみるのも面白そうだ。

<目次>
・春 Spring
(菜花と厚揚げのエスニックカレー/新じゃがいもとバターのカレー/たけのこのカレー)
・夏 Summer
(焼きなすとみょうがのカレー/ゴーヤとトマトの冷やしカレー/すいかのガスパチョ風カレー)
・秋 Autumn
(柿とれんこんのカレー/さつまいもとりんごの豆乳カレー/ごぼうときのこのクリーミーカレー)
・冬 Winter
(生姜たっぷり豆腐とニラの味噌風味カレー/冬野菜とナッツの白いカレー/ほうれん草とチーズのカレー)他

 著者の阿部さんは、自身のウェブサイトで本書への思いをこう綴っている。

「外出が思うようにできず、友だちにも大阪で暮らす家族にも会えず、おうちにいないといけない。これは大変なことだけど、1日でも早い終息を願って今は団結して頑張らねばならない時だと思っています。だからこそ、家にいる時間をちょっとでも楽しくできたらいいな、そのためにわたしができることを、微力ながらやっていきたい。この本もおうちでの楽しみの一つになればいいな、なんて想いをめぐらせています」

 コロナ禍にあっても、前向きに「おうち時間」を過ごす。そんな阿部さんを見習って、「外出自粛中にできるようになったこと」の一つに、「スパイスからカレー作り」を加えたい。


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