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東野圭吾「目標がクリアできたことの証明なのかな」 新海誠、白石麻衣らと第1回野間出版文化賞を受賞

 出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人や団体を表彰する、第1回野間出版文化賞の贈呈式が2019年12月17日に東京都内で行われた。

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第1回野間出版文化賞の贈呈式にて(撮影:BOOKウォッチ編集部、以下同)

 作家の東野圭吾さん、アニメーション監督の新海誠さん、乃木坂46の白石麻衣さんらが出席した。

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東野圭吾さん
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東野さんの作品

 東野さんは、「加賀恭一郎」シリーズをはじめ、数々の作品群が日本のみならず世界、とくに中国でも多くの読者を獲得してきたことが評価された。受賞の言葉として以下のようにコメントしている。

「『たくさんの本があってどれを選んでいいかわからないから、今日のところはヒガシノの本でも買っておくか。こいつの小説なら、とりあえず元は取れるだろう』――そう思ってもらえる作家になるのが夢でした。このたびの受賞は、その目標がクリアできたことの証明なのかなと考えています」

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新海誠さん

 新海さんは、「君の名は」や「天気の子」などのアニメ作品やノベライズ作品のヒットから、日本の出版文化への貢献度が大きいと授賞が決まった。新海さんは贈呈式で「小説が若い人たちの映画に来る、大きな入口になっている」とし、これからも作品づくりを頑張りたいと意欲をみせた。

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少女マンガ誌「なかよし」と「りぼん」の創刊時の表紙

 また、少女マンガ誌「なかよし」と「りぼん」も同賞を受賞した。なかよしは2019年12月で65周年。りぼんは2020年に65周年を迎える。

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白石麻衣さん(左)

 第1回野間出版文化賞の特別賞として白石さんと、生田絵梨花さん(乃木坂46)が選ばれた。白石さんの写真集『パスポート』(講談社)は累計発行37万部を記録し、写真集市場では異例のヒットとなった。生田さんの写真集『インターミッション』(講談社)は累計発行30万部で増刷が続いている。

 なお、同日、第72回「野間文芸賞」、第41回「野間文芸新人賞」、第57回「野間児童文芸賞」の贈呈式も行われた。野間文芸賞には松浦寿輝さんの『人外』(講談社)、野間文芸新人賞には古谷田奈月さんの『神前酔狂宴』(河出書房新社)、千葉雅也さんの『デッドライン』(新潮社)、野間児童文芸賞には戸森しるこさんの『ゆかいな床井くん』(講談社)が選ばれ、各人が登壇した。

 

 以下の写真は、第72回「野間文芸賞」、第41回「野間文芸新人賞」、第57回「野間児童文芸賞」の贈呈式にて。

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松浦寿輝さん
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古谷田奈月さん
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千葉雅也さん
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戸森しるこさん

 野間賞は、講談社の創業者である野間清治さんの遺志により創設された野間文化財団が主催する文学賞。選考委員は作家の佐伯一麦(かずみ)さん、高橋源一郎さん、小川洋子さん、島田雅彦さん、あさのあつこさん、林真理子さん、脳科学者の茂木健一郎さんらが務めた。

 

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