ヨシモト芸人で文学賞といえば『火花』(文藝春秋)で芥川賞を受賞した又吉直樹さんを連想する方は多いだろう。芸人は多才な方が多いというが、またヨシモト芸人から文学関連で新たな受賞者が誕生した。
『月刊MOE』(白泉社)が実施する「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」の新人賞1位に、吉本興業所属のお笑い芸人ひろたあきらさん作の絵本『むれ』(KADOKAWA)が選定された。
「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」は、『月刊MOE』が、全国の絵本専門店や書店の児童書売り場担当者3000人にアンケートを実施して審査が行われる。2018年10月~2019年9月の1年間に発売された作品の中で、現場のプロに最も支持された絵本が選ばれる賞だ。
受賞にあたり、ひろたあきらさんは次のように語っている。
この度MOE絵本屋さん大賞の新人賞をいただきありがとうございます。これも「むれ」を読んでくださった皆さまのおかげです。
これを機にさらに多くの方に読んでいただきたいです。目標の100万部達成まで頑張ります。
さらに、芥川賞の受賞者で同じ吉本興業所属の又吉直樹さんは、ひろたあきらさんの受賞に際して次のようにコメントを寄せている。
ページをめくるたびに楽しみながら感覚がとぎすまされていく。個性を指さしながら、それを応援したくもなる。
『むれ』は多様性を肯定する物語でもあります。「ひろたあきら」も『むれ』のなかで発見される才能です。
本作『むれ』は、びっしり描き込まれた"むれ"で構成された絵本。子どもたちは夢中になって"むれ"の中の「ある一匹」を探していくという構成。ある一匹にこめられたメッセージが気になる作品だ。
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