お酒が大好きで、休肝日は高熱がある日など年に数回だけの「とことん晩酌」が日常だったという文筆家のツレヅレハナコさん。47歳になり、ふと「このままでいいのかな」と思うタイミングがあったという。
アラフィフともなると、「なんとなく不調」を感じるお年頃。ツレヅレハナコさんも例外ではなく、疲れやすさを感じ始めた。「肝臓だって、こんなに毎日酷使していたら弱らないわけはない」という危機感から始めたのは、「ゆる晩酌」だ。
いきなりお酒を断つのはハードルが高いし、「何もかもガマンするのは本末転倒」だからと、まずは外食の回数を減らし、なるべく自宅でおつまみを作って晩酌をするように。そしてできるだけ休肝日を取り入れるようになった。すると、体だけではなく精神面でも変化があらわれて――。
2023年10月30日、『47歳、ゆる晩酌はじめました。』(KADOKAWA)が発売された。家飲みも外飲みも愛するツレヅレハナコさんがたどり着いた、長く飲み続けるための新習慣や、ヘルシーで体をいたわるおつまみを紹介している。
ゆる晩酌を続けることで、「胃腸の調子がいいうえに自然と体重が減り、はけなくなっていたジーンズもゆるくなった」「平均より少し高めだった肝機能の数値がみるみる改善され、健康診断の結果がオールAに」といった健康面での効果に加え、「自分を振り返る時間ができた」「心に余裕が生まれた」「趣味の時間が生まれた」など、精神面での変化も。そして何より、たまの「とことん晩酌」がより楽しめるようになったことが大きな収穫だという。
現在では、しっかりめに飲むのは週2日まで、残りは家でゆるく飲む、もしくは休肝日というのがルーティンになっているそうだ。
おつまみを自分で作ることで、体が欲しがるものが自然とヘルシーな食材や調理法だったことに気づいて驚いたというツレヅレハナコさん。本書で紹介している54品のおつまみは、約100文字のレシピでできるかんたんなものばかりだ。
ゆるく、長く、ごきげんに飲み続けるためのヒントが詰まった一冊だ。若いころは「ざる」と言われるほど飲んでいたのに、最近はお酒に弱くなった、翌日の二日酔いが怖くて晩酌を楽しめなくなった、油っこいおつまみを受け付けなくなった......という方は、「ゆる晩酌」を試してみてはいかが?
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