コロナ禍の日本では、外出制限や在宅勤務増加や小麦の価格高騰などの影響で、自宅や職場で手軽に食べられるおにぎりの消費量が増加傾向にある。また、ドライトマト・チーズ&パセリなど、意外性のある具材を組み合わせて楽しむ「進化系おにぎり」もプチブームになっているという。
一方、発酵食品であるみそを使ったみそ汁は、言わずもがなの栄養食。そんなみそ汁とおにぎりの2品だけの献立で、からだの調子が整う究極にシンプルで手軽な健康食を作ることができたら...。
2023年5月1日に発売された管理栄養士・藤井恵さんによる新著『からだ整えおにぎりとみそ汁』(主婦と生活社)には、そんな夢を叶える「おにぎりとみそ汁」だけのレシピが多数掲載されている。今回はその中から、「梅干しひじきおにぎり」&「豆腐となめこのみそ汁」の作り方を紹介しよう。
まずは、「梅干しひじきおにぎり」の作り方について。2人分(4個)の材料は、梅干し大(種を除き、大きめにちぎる)1個、乾燥芽ひじき(水につけて戻す)小さじ2、しょうゆ、金いりごま大さじ1/2、ごはん400gの5つ。
最初に、ひじきは熱湯で2~3分ゆでてざるに上げ、しょうゆ小さじ1/2をからめる。次にボウルに汁を絞ったそのひじき、残りの材料を入れてさっくり混ぜ、4等分し、塩水を手につけて三角ににぎれば完成だ。
続いて、「豆腐となめこのみそ汁」のレシピについて。2人分の材料は、絹ごし豆腐(2cm角に切る)1/2丁、なめこ1袋(100g)、小松菜(3cm幅に切る)2株、だし汁2カップ、みそ大さじ1の5つ。
最初に、鍋にだし汁を入れて火にかけ、煮立ったら小松菜を加えてふたをして中火で1分煮、豆腐を加えてさらに1~2分煮る。みそを溶き入れ、なめこを加え、煮立つ直前に火を止めれば完成だ。
たんぱく質、緑黄色野菜、きのこ、海藻、大豆製品、発酵食品などのからだを整えてくれる食材をたっぷり使った2品。
食物繊維たっぷりの海藻&きのこで、腸内環境が整う。また、みそ汁に小松菜を加えているので、彩りがよくなり、β-カロテンもとることができる。もちろん、調理はかんたんで、おいしい。まさに究極の健康食だ。さっそく作って堪能してみよう。
【もくじ】
からだ整え定番おにぎりとみそ汁
からだ整えボリュームおにぎりとみそ汁
からだ整えお腹すっきりおにぎりとみそ汁
からだ整えつまみおにぎりとみそ汁
からだ整えごちそうおにぎりとみそ汁
[コラム]
基本のおにぎりの作り方
だし汁について
焼きおにぎりいろいろ
季節おにぎりとみそ汁(春夏)
季節おにぎりとみそ汁(秋冬)
おにぎりに混ぜておいしい作りおき
おにぎりに包んでおいしい作りおき
■藤井恵さんプロフィール
ふじい・めぐみ/1966年、神奈川県生まれ。管理栄養士。女子栄養大学卒業後、料理番組、フードコーディネーターのアシスタントなどを経て、料理研究家に。著書に『「からだ温め」万能だれで免疫力アップごはん』『50歳からのからだ整え2品献立』『和えサラダ』『世界一美味しい!やせつまみの本』『家庭料理のきほん200』『のっけ弁100』(すべて主婦と生活社 刊)など多数。
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