日々の疲れや不眠、風邪気味、便秘、下痢......・ちょっとした不調が続くとき、必要なのは、身体を休めて元気の出るものを食べ、英気を養うこと。でも、「元気の出るもの」って、具体的にはどんな料理のことなのだろうか?
2022年9月1日に発売された料理研究家・藤井恵さんの『藤井恵のちょっと具合のわるいときの食事』(婦人之友社)は、そんな「体調が悪いときに食べる元気の出るもの」に特化したレシピ本だ。
家庭でつくりやすく、元気に過ごせる食事を意識したレシピを提案し続けている藤井さん。本書では、そんな藤井さん自身が更年期の不調に悩んでいたときに、食べて試しながら体を整えてきた78のレシピが紹介されている。
たとえば、風邪をひいたときには、栄養価が高く食べやすい汁ものを提案している。ブロッコリーやにんじん、長ねぎ、かぼちゃ、れんこんのポタージュのほか、ポトフや豆乳鍋、粕汁などのレシピを紹介している。
下痢のときには、胃腸にやさしく消化が良いものを。葛粉やヨーグルト、卵など消化の良い食材を使った食事がおすすめだ。
食欲がないときには、さわやかな香りやのどごしのよさで食べやすい工夫をしよう。鶏肉のフォー風はレモンやバジルの香りでさっぱりと食べられる。
医学監修は、漢方医学、自然療法、食事療法を用いてさまざまな病気の治療にあたる医師の石原新菜さんが担当している。体質改善や免疫力アップにもなる、元気になるための1冊だ。
藤井 恵(ふじいめぐみ)
料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学栄養学部卒業。
家庭でつくりやすく、元気に過ごせる食事を意識した、センスあふれるレシピを提案し続けている。雑誌、書籍、テレビなどさまざまなメディアで活躍中。『藤井弁当』(学研プラス)、『塩分ひかえめでもとびきりおいしいレシピ』(扶桑社)、『50歳からのからだ整え2品献立』(主婦と生活社)など著書多数。
医学監修:石原 新菜(いしはらにいな)
医師。イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法を用いてさまざまな病気の治療にあたる。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説で、講演、テレビ出演、執筆活動など幅広く活躍。『オトナ女子の不調がみるみる改善する本』(徳間書店)、『更年期ってこういうこと図鑑』(宝島社)など著書、監修書多数。
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