「やせているほうが健康的」「太っていると病気のリスクが高い」と思われがちだが、実はその認識、間違っているかも?
「健康寿命を延ばしたいなら、絶対にやせてはいけません」と断言するのは、『80歳の壁』(幻冬舎)などのベストセラーを次々と送り出す、医師の和田秀樹さん。その理由を新著『やせてはいけない!』(内外出版社)で解説している。
年齢を重ねると、食べる量が減ってくる人もいる。「少食になってうれしい、やせられる!」と思っていないだろうか? この考えは「非常に危険」だと和田さんは言う。
もしも最近やせてきたという方は、すでに老化速度が早まっている非常に危険なサインです。70歳以上になると、食事摂取量は50歳代と比較して約15%減少しているといわれているので、意識して食べないとどんどんやせてしまいます。
だから、「やせたい」と思っているあなたは、まだまだ若いのです。
あまりテレビなどではいわれていませんが、日本はやせすぎの女性が多く、標準体重の基準も血圧も塩分量もWHOが定める基準よりも厳しすぎて、国際的にも批判されています。
絶対に、絶対にやせてはいけません。
(「はじめに」より)
一生若々しく元気でいるためには、絶対に「やせてはいけない」。食べたいものを我慢せず、よく食べ、よく寝て、よく動き、よく遊ぶことが、健康寿命を延ばすためにとても重要なのだという。
やせたまま高齢になったら、いったいどんな危険性があるのか? 本書を最後まで読んだら、もう「やせたい」とは思わなくなるはず。
■和田秀樹さんプロフィール
わだ・ひでき/1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神科医。国際医療福祉大学教授。ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。一橋大学国際・公共政策大学院特任教授。川崎幸病院精神科顧問。
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