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YouTubeで大注目! Z世代 "ネオホームレス"の実態に迫るノンフィクション

Z世代のネオホームレス

 2023年4月3日、YouTube「アットホームチャンネル」を運営する青柳貴哉さんの初の著書『Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち』(KADOKAWA)が発売された。


 ホームレスと聞くと、「貧困」「路上生活」などを想像する人は多いはずだ。しかし近年、10〜20代といったZ世代のホームレスが増えているという。

 実家が裕福であったり、未成年ながらサラリーマンの平均以上の収入を稼いだりする者や、決して路上には根を下ろさず、ホテルやマンガ喫茶で生活をする者など、彼らは従来のイメージとは一線を画している。彼らが家を持たない、帰らないのは、もはや貧困だけが理由ではなく、新時代の「ネオホームレス」と呼べる存在なのだという。

 では、なぜ彼らはホームレス(=家に帰らない)という生活を選んだのか。その背景には、パパ活、毒親、推し、トー横界隈......などなど、近年度々取り沙汰される社会問題が存在している。

 本書では、YouTubeで反響の大きかった人物を含め、4名のZ世代ネオホームレスに密着取材。動画では載せきれなかったエピソードのほか、追加インタビューや著者が交流する中でわかったことなど。彼らの生き方を通して、社会に警鐘を鳴らすルポタージュとなっている。

 カバーモデルには、人気アイドル「femme fatale」メンバーであり、親のネグレクトにより家出を繰り返し、JKビジネスや窃盗などのため、少年院で過ごした過去を持つ戦慄かなのさんを起用。延べ100人以上を取材してきた著者による、Z世代の「ネオホームレス」の実態に迫るノンフィクションだ。

【目次より】
第1章 500万再生のトー横キッズ~月収60万でホテル暮らしの15歳少女~
第2章 タイトロープを渡って~都内一等地より歌舞伎町に流れる17歳少年~
第3章 推し活の果てに~ホストに人生丸ごとベットする25歳女性~
第4章 伝わらない気持ち~離島⇔東京をループする22歳女性~
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■青柳貴哉さんプロフィール
あおやぎ・たかや/1981年生まれ、福岡県出身。お笑いコンビ「ギチ」として、2017年まで吉本興業に所属。現在はYouTubeにて、ホームレスの実態に迫るドキュメント番組「アットホームチャンネル」を運営。これまで延べ100名以上のホームレスを取材。お笑い芸人の仕事で培った話術や構成スキルを駆使し、取材対象者のリアルな本音やストーリー性のある動画が高い評価を受けている。チャンネル開設後約2年で、登録者数は10万人(2023年3月現在)を突破。


※画像提供:KADOKAWA

 
  • 書名 Z世代のネオホームレス
  • サブタイトル自らの意思で家に帰らない子どもたち
  • 監修・編集・著者名著者:青柳貴哉
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2023年4月 3日
  • 定価1,650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・224ページ
  • ISBN9784046817532

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