多くの愛犬家の方が、いつかは向き合うことになる老犬介護。一般的に7歳を過ぎるころから、耳が遠くなったり、食が細くなったり、愛犬の様子に変化が出てくるという。
少しの工夫で愛犬との時間が快適になるアイデアを紹介しているのが、『老犬暮らしの便利帳』(誠文堂新光社)だ。
本書では、犬も人も楽になるケアの方法を紹介していく。
たとえば、シルク付き腹巻き。保温着を着せるほどではない元気な老犬でも、おなかだけはじんわりと温めるのがよいという。ふきんまたはタオルと、シルク生地を使って手作りできる。吸湿性・放湿性にすぐれたシルクは、蒸れやすい犬にとって優しい素材だ。
また、老犬になると手術やケガの機会も増える。そんなときのエリザベスカラーの作り方も。一般的なエリザベスカラーは、着けると視界が狭くなったり、あちこちにぶつかったりして苦手なワンコもいるが、発泡タイプの防音椅子脚カバーで代用すれば、軽くて安全なうえ、100均で手に入る。
ビニールのトートバッグがあれば、簡易の歩行サポートが作れる。丈夫でメンテナンス性も高く、お手軽だ。
愛犬の食欲がない時は、液状おやつを試してみるのを考えてもいいかも。
愛するワンコには、できることはなんでもしてあげたいけれど、ペット用のアイテムはなにかとお金がかかるもの。本書には身近なもので作れるアイテムや役立つアイデアがたくさん紹介されているので、参考にしてみては。
■俵森 朋子さんプロフィール ひょうもり・ともこ/犬ごはんのワークショップやカウンセリング、手作り惣菜や食材の販売などを行う「manpucu garden」店主。武蔵野美術短期大学卒業後、インテリアテキスタイルデザインの仕事に従事。1999年に「ドッググッズショップ シュナ&パニ」を立ち上げる。2012年フードやケア用品などを扱う「pasa pas」をオープン。2017年に「プラーナ和漢自然医療アニマルクリニック」にて食餌療法インストラクター、2020年に「PIYAペット薬膳国際協会」のペット薬膳管理士の資格を取得。2021年に犬ごはんをメインにした「manpucu garden」をスタート。著書『犬ごはんの教科書』(誠文堂新光社刊)他多数。
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