悪女は砂時計をひっくり返す
戻れるのならもう一度やり直したい。
あなたの望み通り、本当の悪女になって――。
ピッコマの人気SMARTOON「悪女は砂時計をひっくり返す」(原作: SANSOBEE、文/絵: ANTSTUDIO)は、妹の陰謀で人生を滅茶苦茶にされてしまった主人公が、復讐のために本物の「悪女」を目指す復讐譚。美麗なイラストで描かれる悪役令嬢物語だ。
貴族令嬢のアリアは、義理の妹・ミエールに毒を盛った罪で処刑されようとしていた。アリアは、毒については身に覚えがなかったが、もともと妹を泥棒呼ばわりしたり、階段から突き落としたりしようとした前科があることから、「これは妹をいじめた罰なのだ」と、処刑されることを半ば受け入れていた。
しかし、処刑執行の直前、ミエールが耳元で囁いてきた言葉に、アリアは衝撃を受ける。
本当にバカよね。あなたが侍女だと思ってる人たちは......私の味方なのよ。彼女たちに言われて私をいじめたんでしょ? それは全部......私が命令したのよ。
アリアが無実の罪をかぶったのも、ミエールをいじめたのも、すべてミエールが仕組んだことだったのだ。
いったい、なぜそんなことをしたのか。ミエールは、父の再婚相手の連れ子だったアリアが家にやってきたその日から、アリアに殺意を抱いていた。生まれながらの貴族であるミエールは、もともと売春婦だったアリアの母のことを「アバズレ女」と内心蔑み、その娘であるアリアのことも身分が低いくせに目立つ「殺されて当然の人間」だと思っていたという。
ミエールはさらに続ける。
お母様と同じく毒殺するのはつまらないから、今回はあんたが私に毒を飲ませたことにしたんだけど......。笑っちゃう。み~んな信じるんだもん。
母の毒殺までもがミエールの仕業だったことを知り、絶望するアリア。しかし、もはやどうすることもできない。死の間際にアリアは願った。戻れるのならもう一度やり直したい。侍女たちに騙されず、お母様も助けたい。ミエールの演技に騙されていたこれまでとは違う、今度こそ、本当の悪女になって――。
次の瞬間、アリアは幼少期に戻り、ミエールや母と食卓を囲んでいた。理由はわからないが、記憶を持ったまま時間を遡ったのだ。
混乱するアリア。だがしばらくすると、アリアは、この時間遡行を「過去の生き方に後悔し、まんまと罠に引っかかってしまった私を救うための、神様からいただいた慈悲」だと捉え、前世の雪辱を晴らす準備をはじめる。
神様。私は......! 今度こそ後悔しないように生きると誓います! ひどい目に遭わせた全ての人に、死ぬ方がましだと思わせられるよう頑張ります。復讐のチャンスをいただけて嬉しいです!
復讐を神に誓ったアリアは、手始めに父の前でミエールに赤っ恥をかかせ、満面の笑みを浮かべる。さらに、ミエールから婚約者を奪うための計画もたてはじめて――。
妹の不幸で飯が美味い! 死に追いやられた悪役令嬢が、母と自分の敵討ちを目指すリベンジストーリー。はたして、アリアは「本当の悪女」になれるのか?
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