料理はなるべく洗い物を減らしたいもの。特に洗うのが大変な調理器具はなるべく少なくしたい。
それなら「ワンパンレシピ」を試してみてはいかが?
料理研究家の上田淳子さんのレシピ本『今あるフライパンで最高の味 NEW ONE PAN RECIPES』(主婦の友社)では、どこの家にもあるフッ素樹脂加工のフライパンでつくれる「ワンパンレシピ」を紹介している。
10分で完成する煮込みやごはんが進む肉と魚のおかず、揚げ物など、すべてフライパンで完成する57のレシピを収録。忙しくても手作りの温かい料理が食べたい人や、自炊初心者にもオススメだ。
では、本書の内容を一部紹介していこう。
こちらは豚ばらとゆで卵の照り煮。豚の角煮を同じ部位の薄切り肉で作る。塊肉の脂が苦手な人は薄切り肉のほうが食べやすいかも。
オーブンシートを使えば1人分のアクアパッツァも作れる。個別蒸しにすることで包みを開けた瞬間の香りを楽しめる。
双子の男の子を育てた上田さん。時短料理はお手のものだ。ハンバーグも、玉ねぎを炒めて、ひき肉は粘りが出るまでまぜて...なんてことはしない。上田家のハンバーグは「生たまねぎ&ざっくり」で8分焼きが定番だ。
ほかにも、15分で3品完成するフライパン大小を使った献立や、在宅勤務にぴったりの一人分のランチ、小さいフライパンでつくる、ちょっとおしゃれな簡単おつまみなど、夫婦ふたりのごはんやひとりご飯にも対応。
フライパン1つで炒める、焼く、蒸す、煮込む、少ない油で揚げる、ごはんを炊くなど様々な料理を作ることができる。
上田さんが修行したスイスやフランスでは、フライパンは焼きものにしか使わないそう。多種多様な料理に工夫して用いるのは、実は日本だけ。「大小の浅型フライパンとぴったりのふたがあれば、ほとんどの料理がおいしくつくれます」と上田さん。フライパンの選びかたも紹介しているので、参考にしてみては。
■上田淳子さんプロフィール
料理研究家。大学卒業後、辻学園調理技術専門学校に入学。卒業後、スイスやフランス・パリのレストランなどで修業を積む。帰国後は 東京でシェフパティシエを経て、料理研究家として独立。 雑誌やテレビなどで活躍する一方、双子の母としての経験を生かし「食育」についての活動も行う。フレンチの確かな技術をもとにした家庭で作りやすいレシピが好評で、『フランス人は、3つの調理法で野菜を食べる。』シリーズ (誠文堂新光社)、『ラクするご自愛ごはん』(主婦の友社)など著書多数。
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