どの家庭にもひとつはあるフライパン。いため物に使うだけではその能力を十分に活用しきれていないことが『フライパンで!時短和食』(主婦の友社)を見るとわかる。
本書は、主婦の友社の『いまどき和食100』(2014年)を再編集した。フライパンだけで「焼く」「ゆでる」「煮る」「揚げる」「蒸す」の調理をすべてまかない、和食を簡単に作るノウハウが詰まっている。
具だくさんの豚汁や肉じゃが、チキン南蛮、ぶりの照り焼き、きのこの炊き込みごはんといった人気の和食もすべて、使うのはフライパンひとつ。手軽にできて、洗い物も最小限で済むのがありがたい。
炊き込みごはんは、具の下ごしらえがあるのにどうやって......? と思うが、フライパンで具をいためたあと、米を加えてそのまま炊く。豚汁などの汁ものには、深型のフライパンを使う。
「落とし卵の野菜あんかけ」は、どう見ても手が込んだ一品だが、卵をゆでるのも、野菜あんを作るのもフライパンひとつでできる。手順が写真付きで分かりやすく解説されているので、初心者も安心だ。
熱伝導率の良いフライパンを使うことで、加熱時間を短縮でき時短にもなる。忙しい日の晩ごはんづくりにも役立つレシピ本。おいしくて簡単な和食メニューの数々は、疲れていても「作ってよかった」と思えること間違いなしだ。
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