人には出せない「恥ずかしい料理」は、どこのお宅にもあるようです。

恥ずかしい料理

　おしゃれな料理本は数あれど、世の中、毎日おしゃれな食事をしている家庭ばかりではない。みんな、本当は何食べてるの？

　人には出さない、自分のためだけの、お見せするにはちょっと恥ずかしい料理にスポットを当てたレシピ本がある。『恥ずかしい料理』（誠光社）だ。

　表紙の写真は、なんだこれ......。これはTさんの"朝食の最適解"こと「きゅうりトースト」。なぜトーストにきゅうりをのせたのか、そしてなぜこれがTさんの"最適解"なのか。

　他には、ただそうめんに辛いタレをのっけただけの"実家のそうめん"や、同じ具材からどんどん形を変えていく煮物、割烹料理店が客に出せないまかない鍋など、さまざまなプライベートな場所から生まれた「恥ずかしい料理」が登場。「恥ずかしい料理」から、それぞれの暮らしや価値観、人生のリズムが伝わってくる。

　もしかしたら、「それ、うちもよくやる！」という料理が登場するかも。あなたの家の「恥ずかしい料理」はなに？

※画像提供：誠光社

（BOOKウォッチ編集部）

　　

• 書名: 恥ずかしい料理
• 監修・編集・著者名: 梶谷いこ 著 平野愛 写真
• 出版社名: 誠光社
• 出版年月日: 2020年12月21日
• 定価: 1,980円（税込）
• 判型・ページ数: A4変型判並製・86ページ
• ISBN: 9784991114922