82歳、元電気工事士のG3(じーさん)は、年金3万円で一日中ベッドでのんびり、天国からのお迎えを待つばかりの日々を過ごしていた。そんなとき、娘に頼まれてミシンの修理を依頼された。試しに縫ってみると、意外にもG3はミシンにどハマりする。
そんなG3の日々の元気な日々を綴った『あちこちガタは来てるけど 心は元気!80代で見つけた 生きる幸せ』(KADOKAWA)が8月8日に発売された。
「縫っている間は静かだから」と家族もG3がミシンを縫うことに好意的。次第に「材料費がかかるから、売れるものを作らせなきゃ」「がま口バッグなんてどう?」なんて言っているうちにG3の職人魂に火がついた。案外難しいがま口バッグ作りも、82歳のG3が研究に研究を重ね、手作りとは思えないクオリティの域となる。
それから帰省した孫に勧められてTwitterで投稿すると大バスリで注文殺到して人生が激変。
朝起きて、やらなあかん仕事がある。こんなに幸せなことはない
と言いながら今日も笑顔で予約分のがま口バッグを黙々と作る。
今の時代は、すごいなー。
ついったーから、注文くれました。
アメリカンドリームみたいや。
80代にもなると体の節々は痛むし、毎日衰えだって感じる。けれど心が元気ならなんだってできる。
生きがいがあるから、毎日楽しい。今が一番、幸せ
□はじめに
初めまして。G3sewing(じーさんソーイング)です。
私たちは、84歳の父、80歳の母、50歳の三女でやっている小さなソーイングチームです。主に84歳のじーさんが作っているので、G3(じーさん)sewing(ソーイング=裁縫)と名付けました。三重県四日市市にある平屋の一軒家が作業場です。
お金も希望もなかった。あるのは命と病気だけ。そんな私たちが元気になった物語がみなさんの生きる希望になったら、とてもうれしく思います。
□目次より
1章 病気でお金がない82歳が生きがいを見つけた
2章 どうする? お金がなくて生きがいが続けられない!?
3章 毎日が楽しい! がま口バッグ作りの舞台裏
4章 生きがいを続けるための、心と体の健康法
5章 80代以上が頑張れる、これからのG3sewing
□著者のG3sewing(じーさんソーイング)のプロフィール
84歳の元電気工事士の父(G3=じーさん)、80歳の母(B3=ばーさん)の幸喜(=後期)高齢者と50歳の娘(=kiki)の3人組のソーイングチーム。G3の年金は月3万円、B3は月4.5万円。娘にミシン修理を頼まれたことをきっかけに、G3は82歳でミシンを始める。病気でほぼ寝たきりだったのに、ミシンによって職人魂がよみがえり、物作りが生きがいになる。材料費を捻出するため、孫のアイデアでTwitterにがま口バッグの写真をアップしたら、思いがけずバズって注文が殺到。体は衰えていくけれど、心が元気になったG3から一言。「今が、人生の中で一番幸せ」。
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