鼻血を止めるには「鼻のつけ根を押さえるとよい」と教わったが、実はそうではないらしい。
鼻血や擦り傷、軽いやけどなどの比較的症状が軽いものから、呼吸困難や窒息、過呼吸、アナフィキラシーなど命にかかわる重大な症状まで、応急処置の知識があると、いざという時に安心だ。
7月28日発売の『湘南ERが教える 大切な人を守るための応急手当』(KADOKAWA)では、日本トップクラスのERの医師たちが応急手当を解説している。
専門外がなくすべてのケガや病気の初期治療ができるER医。幅広い症例の経験が本書にも活かされている。
たとえば、お子さんが擦りむいた時。まず消毒をする方も多いだろう。実は、初めにやっておきたいことは、水道水での洗浄だ。流水で汚れをキレイに洗い流すことが大切で、消毒液は使わなくても良いのだという。
そして、出血が続いている時には、清潔なガーゼで止血しよう。
このように、1つのケガでも初期の対応や手順などで間違えそうになる場面も多い。他にも、本書には私たちの勘違いしている応急手当がたくさん登場する。
すり傷はまず水で洗う → ◎
鼻血は鼻のつけ根を押さえる → ×
過呼吸では口に袋をあてる → ×
抜けた永久歯は牛乳に浸ける → ◎
あなたの対応が、大切な人を助けるかもしれない。そう考えるとどれも知っておきたい知識だ。今のうちに読んで、いざという時に冷静に対応できるように心構えをしておきたい。
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