身近な人が病気やケガで倒れ、突然、介護をすることに。予測不能だが、誰しも当事者になる可能性はある。実際、そのような事態に直面した時、どのような手続きが必要なのだろうか。
2021年9月1日『大型判 身近な人に介護が必要になったときの手続きのすべて』(自由国民社)が発売された。著者は訪問医療介護や在宅看取りサービスを行っている医療機関「つくしんぼ会」の理事長で、石野鈩 裕和 (たたら・ひろかず)さんだ。
例えば、次のような差し迫った問題に対して、自分で答えを見つけられるだろうか。
「かかりつけ医」ってどうやって見つけるの?
介護保険を使うための手続きや、相談先って?
本人が介護保険サービスを利用したがらない時にどのように説得すればいいの?
介護保険が適用されるサービスにはどんなものがあるの?
介護施設を選ぶポイントって?
なかなか難しいと感じる人が多いだろう。しかし、介護をする側になる場合には、どれも知っておきたい知識だ。
本書では、介護にまつわる手続きの流れをフローチャートやイラストを交えつつ、わかりやすく紹介していく。大型版で見やすく、介護が初めての方でも冷静に自分の取るべき行動を判断することができそうだ。
普段から要介護者に接する医療従事者や介護従事者にも参考になる内容が詰め込まれている。日々の業務の中でも知っておきたい知識が満載だ。
本書の目次は以下の通り。
第1章 かかりつけ医の見つけ方
第2章 介護保険の申請
第3章 介護保険の利用
第4章 介護保険のサービス
第5章 介護のお金
第6章 介護の実際
第7章 施設での介護
介護が現実になる前に、流れだけでも把握しておけば、不安が軽減されそうだ。いざという時のために読んでおきたい1冊。
■鈩 裕和さんプロフィール島根県松江市出身。医療法人つくしんぼ会(東京都板橋区)理事長、医師。
外来診療から訪問医療介護、さらに在宅看取りまで連続したサービスを提供できる医療機関として「つくしんぼ会」を平成8年に設立した。日常診療では患者に生き様、死に様の希望をさりげなく問いかけ、実現可能な形で寄り添うスタイルをとっている。押し付けの医療にならないよう配慮し、薬物治療に依存しないのが信条。
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