7月8日、強盗殺人事件の被害者家族が壮絶なPTSDの記録を綴った『血で染められたコスモス』(パレード)の電子書籍版が発売された。
ひとりのタクシードライバーが見ず知らずの男に殺害された。料金を踏み倒したいがための犯行という、理不尽で許しがたい事件だ。
事件からどれだけ年月が経っても、被害者遺族の心の傷は癒えない。そして、無期懲役となっていた犯人であったが、仮釈放中に再犯殺人を行っていたことを、事件から39年後に知る――。
死刑の基準、量刑相場・同種事案など、被害者遺族の絶望と裁判のあり方を問う問題作。
本書の目次は以下の通り。
第一章 悪夢の日
昭和四十六年十一月二日/昭和四十六年十一月三日/
昭和四十六年十一月四日
第二章 思い出
第三章 PTSD
自虐行為/フラッシュバック/摂食障害/精神科へ/
高校時代/大学へ/自殺未遂/結婚へ
第四章 二度目の殺人
平成二十二年九月二十七日/前を向いて/担当検事との面会/
遺族同士の交流/最後の手紙
第五章 裁判の日
第一回公判/四十年目の真実/最後の一句/第二回公判/
判決/記者会見/消された会見
第六章 裁判を終えて
事件の共通点/サイコパス/生活保護/刑務所とは/
量刑相場/死刑の基準/同種事案/相違点/竪山と市橋/
吉池検事の言葉/光市母子殺害事件の裁判について/
遺族がマスコミに顔を出すこと/気になる夫の言葉
終章
お天道様が見ている/応報感情/コスモス
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