長年台湾で暮らし、現地のかわいいもの、おいしいものをたくさん紹介してきた青木由香さんが贈る『暮らしの図鑑 台湾の日々 マネしたい生活のあれこれAtoZ×基礎知識×実践アイデア』(翔泳社)が6月6日に発売された。
本書は、台湾の可愛いもの、美味しいもの、衣食住や人との接し方・関わり方や暮らし方まで、台湾のいいところを存分に詰め込んだ一冊。長年台湾で暮らし、生活の隅々を体験した青木さんだからこそ紹介できる、観光では触れることの少ないリアルな台湾が魅力だ。
さらに注目したいのは、大らかで温かい台湾のモノ・コト・人と暮らし方に関する豆知識を楽しみながらチェックできるように、日本との違いもまじえて、A to Zで紹介しているところ。
▼A to Zの一部をご紹介
aunt......元気なおばちゃん気質
beans......食べ過ぎなくらい豆を食べる
chinese medicine......地味な不調は漢方で治す
color......とりあえず赤。カラフルな色彩
diversify......言語、文化、性別......多様性を尊重した社会
event......節目を肌で感じて、伝統行事を大事にする
hospitality......おもてなし大好きな「好客」
mountain......実は山だらけ。本気の登山もハイキングも身近
tea......種類も楽しみ方も様々な台湾茶
例えば、Aの"antique"「昔ながらのシンプルなものを使い続ける」。
台湾をどこか懐かしいと感じるのは、世の中が便利になっても変わらない暮らしがあるから。老いも若きも国を挙げての新しいもの好きなのに、昔ながらのシンプルなものを使い続けるという面がある。
例えば、掃除は掃除機を持たず、もっぱら箒とモップを好む。料理は電鍋という昭和の旧式炊飯器を使い倒して調理するので、電子レンジがない家が多い。
それはなぜなのかについては、本書で確認しよう。イラストや写真を満載したつくりのうえ、文章がとても読みやすい点もおすすめポイントだ。
他にも、知っておきたい台湾の歴史や気候、社会などの基礎知識や、コロナ禍での暮らし方から見えている「今」の生活についても取り上げている。
気になるところからページを繰っていくと、台湾から柔らかく心地いい風が吹いてくるよう。台湾通にもなれる一冊だ。
■目次
Part1 台湾にまつわるモノ・コト・人の A to Z その1
Part2 知っておくと楽しい台湾の基礎知識
Part3 台湾にまつわるモノ・コト・人の A to Z その2
Part4 台湾的暮らし方 実践編
■青木由香(あおきゆか)さんプロフィール
神奈川県生まれ、台湾在住。
2005 年に台湾の出版社から出版した『奇怪ねー台湾』がベストセラーに。
2011年よりJFN 系ラジオ『楽楽台湾』のパーソナリティを8 年務める。現在は、「ほぼ日」の連載『台湾のまど』や各メディアで大好きな台湾を日本に紹介している。『奇怪ねー台湾』『台湾ニイハオノート』『好好台湾』『最好的台湾』『台湾のいいものを持ち帰る』など著書多数。2015年台北に台湾のいいもの、日本のいいものを紹介するショップ& ギャラリー「你好我好」をオープン。
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