「〇〇ちゃんのお口の中で、ばい菌たちが楽しんで暮らせる街を作っていくおはなしだよ。〇〇ちゃんのお口、どうなっちゃうんだろうね」
そんな言葉とともに、この絵本をお子さんに読んであげたら、きっと自主的に歯磨きしてくれるに違いない。
『デンタウン』(世界文化社)は、真っ白な大地に降り立ったある一組のばい菌の家族が、大きな街「デンタウン」を作り上げていく物語だ。
真っ白い大地に着々とできていくデンタウン。学校や病院、レストラン、スタジアム、パーティ会場、映画館など、便利に街が発展していく。
デンタウンの成立から消失までが描かれた、建築一大スペクタクル。中垣ゆたかさんが描く絵は迫力満点だ。緻密に描きこまれた街並みが、子どもたちを惹きつける。
中垣さんからのメッセージは以下の通り。
"もしどこにでも住めるなら、どんなところにすんでみたい??あったかくて過ごしやすくて、美味しい食べ物もいっぱいあって、遊ぶ所もたくさんあって......そんないい場所、なかなかないとおもうでしょ??実はけっこう近くにあるんです。みんなが驚く顔を想像しながら描きました。何度も読み返してくれると嬉しいです。"
監修は、日本小児歯科学会専門医指導医 外木徳子さん。小さい子の歯磨きに便利な「歯のみがきかた」解説も収録されている。
嫌がる子も多い歯磨きだが、必要な理由を子どもたち自身に考えてもらうきっかけになりそうな絵本だ。
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