シンプルな装いでも、靴下がおしゃれだと、センスのいい人に見える。色や柄、編地、素材など、バリエーション豊かに足元を彩る靴下。あなたのクローゼットには何足入っているだろうか。
『靴下を編む52週』(グラフィック社)は、2020年にフィンランドで発行されて英語版になるとともに、世界中のニッターの間で話題になった書籍だ。11月に待望の日本語版が発売された。
本書では、直感的にリラックスして編めるものからチャレンジングなものまで、さまざまな靴下が紹介されている。1週間に1足ずつ、1年で52足の靴下を作ることができる。
世界各地のデザイナー46人による靴下のパターンと編み方を美しい写真とともに掲載している。デザイン、糸、テクニックも様々。季節に合った靴下を手作りできるのもユニークだ。
翻訳を手掛けたのは、ニットデザイナーで翻訳家の西村知子さん。ニューヨークですごした幼少時代、祖母や母の影響で編み物に興味を持ち、学生時代から手編みのオリジナル作品を手がけるようになったという。
長く、繰り返し楽しめる、未来のクラシックになるような美しい手芸本。週に1足作るのはたいへんそうだが、ゆっくり、気長に取り組むのもいい。手軽に様々な靴下が手に入る時代だからこそ、あえて手編みにこだわってみては。足元からおしゃれのセンスを磨くのに最適な一冊。
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